センバツ高校野球の応援イメージキャラクターなどを歴任した女優の玉田志織(21)が出演するテレビ朝日系連続ドラマ「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」(土曜午後11時30分)の初回が20日、放送される。玉田は小学3年の時に東日本大震災を経験し、祖父母を亡くした。元日から石川・能登半島が地震に見舞われた今年、大きな覚悟を持って演技に取り組む若手女優の素顔に迫った。

 ――出演するドラマの放送が始まる

 玉田 ドキドキですね。放送が楽しみです。

 ――演じる森野千里は原作マンガにないオリジナルキャラクター

 玉田 謎の多い役なので、喜怒哀楽を千里で全部(表現)できるようにと考えましたね。強めのセリフを笑顔で言うシーンがあるんですが、そこは悩みました。

 ――自身の性格と違うから

 玉田 そうですね。一定の感情で生きていくタイプなので。

 ―ークールなイメージ

 玉田 よく言われるんですが、でも実は全然そんなこともなくて。友達とカラオケに行くと誰よりも盛り上げる自信があります(笑い)。どちらかと言うとうるさい方なんです。ただ、よく話す一方で自分の意思を人に伝えることは苦手でした。

 ――今は違う

 玉田 はい。伝えなきゃ伝わらないんだといろんな方から言われて。自分の思ったことは(周囲と)共有して、それで違った反応がくればそれも自分の学びになるなと。人に意思を伝えるというのは、大きく考え方が変わった部分です。

インタビューに応じる玉田志織
インタビューに応じる玉田志織

 ――自身の活動で伝えたいことは

 このお仕事でいろんな作品に出ることによって、見てくださった方に勇気や元気を届け、伝えられたらいいなと。東日本大震災をきっかけにそう強く思った部分があって、今もお仕事を続けています。

 ――実際に被災した

 玉田 はい、被災して避難しました。津波が家のギリギリまで来たので。元々住んでた家が流されちゃったり、祖父と祖母も流されてしまって…。避難所は満員で入れなくて、幼稚園の駐車場で家族で寝てました。

 ――つらい経験をどう乗り越えた

 玉田 被災地に芸能人の方が来ていただいたのを覚えていて。炊き出しだったりライブとか。当時、AKB48さんのファンだったので、主要メンバーが全員来てくださった時はすごい元気になりましたね。そういうのがすごく励みになったので、私も何かできたらと。

 ――能登半島で被災した方たちに伝えられることは

 玉田 コミュニケーションってすごい大切だなって思っていて。被災した時、父は祖父と祖母が見つかっていないという状況でも不安な素振りを見せずに私にいっぱい話しかけてくれて。小さいながらに父から元気をもらいました。意識してコミュニケーションを取ることで私は救われてたので、会話をすることはとても大切じゃないかなと思います。

 ――この1年は大きな意味を持つ

 玉田 1人でも多くの方から、〝作品を見て元気をもらいました〟とか〝勇気をもらいました〟という声を聞ける日が来たらいいなと思います。私自身が多くの方に元気や励ましをいただいてきたので。今年はそんな応援してくださった方々に恩返しができる年にしたいなと思っています。

スタイルも抜群だ
スタイルも抜群だ

☆たまだ・しおり 2002年2月20日生まれ。宮城県出身。身長163センチ。17年の「第15回全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞して芸能界デビュー。18年のセンバツ高校野球で応援イメージキャラを担当。同年から務めるユニチカアンバサダーに今年も起用され、同アンバサダーとして歴代最長の7年目に突入した(マスコットガール時代を含む)。趣味はギター、カラオケ。特技はヒップホップダンス。