千葉ロッテの本拠地・ZOZOマリンスタジアムの場内アナウンスを33年間務め、今季限りで卒業したロッテ球団職員の谷保恵美さんが20日、文化放送のラジオ番組「くにまる食堂」にゲスト出演した。

 伸びやかな声で選手を紹介する谷保さんの場内アナウンスは、ロッテファンだけでなく他球団のファンからも愛された。この日はリスナーから「あのアナウンスをもう一度聞きたい」とリクエストが寄せられた。

 谷保さんはまず、すっかりおなじみとなった、ロッテで4番も務めたサブロー氏のアナウンスを披露。「4番、ライト、サブロー~~~」と、引退しても変わらぬ美声でコールすると、谷保さんは「思い出しました!」と笑顔で話した。

 さらに1985~92年にロッテでプレーした横田真之氏の息子で、今年7月に28歳の若さで亡くなった元阪神の横田慎太郎さんのアナウンスのリクエストも届いた。

 谷保さんによると、父の真之氏は「私が入団したころ活躍されてました」とのことでコールしたことはあるが、息子の慎太郎さんについては交流戦やオープン戦でも経験はないという。リクエストに対して谷保さんは「お父さんのお名前も呼ばしていただいて、息子さんも…。ありがたいです」と快く引き受けた。

 そして「4番、センター、横田慎太郎~~~」とコールすると、感極まって涙を流した。その姿を見た司会の野村邦丸氏が「ダメだ…。来ちゃうね」と声をかけたが、谷保さんのすすり泣く声が聞こえた。

 野村氏は「交流戦かなんかでZOZOマリンに(アナウンスが)流れればね」と言うと、谷保さんは「お父さんも見に来てくださったら最高だったんですけど」と話していた。