〝元大関候補〟が土俵復帰を果たした。大相撲九州場所初日(12日、福岡国際センター)、元関脇で優勝経験者の幕下若隆景(28=荒汐)が幕下嘉陽(24=二所ノ関)に送り出され、黒星発進となった。
3月の春場所中に右ヒザ前十字靭帯断裂の大けがを負って途中休場。4月に靭帯再建手術を受けた。その後は3場所連続で全休し、番付は関脇から東幕下6枚目まで転落。黒まわしを締めて再スタートを切った。
若隆景はサポーターを装着して臨んだ右ヒザの状態について「違和感? 特にない」と回復を強調。約8か月ぶりの土俵を白星で飾ることはできなかったが「久しぶりに本場所の土俵に上がって、しっかりやろうと思った。切り替えて次の相撲に集中したい。(復帰まで)長かったと思いますけど、しっかりやっていく」と前を向いた。
自身の休場中に兄の関脇若元春(30)が活躍し、立場は逆転した。それでも、若隆景は「自分にできることを、しっかりやっていこうと思った」と焦りはない。ここから地道に白星を積み重ね、幕内への返り咲きを目指す。












