いったいなぜ…。RIZINの榊原信行CEO(59)は、格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 6」(1日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で浮上していた皇治vs朝倉海が実現に至らなかったと発表した。
2人の対戦は9月24日の「RIZIN.44」(さいたまスーパーアリーナ)で持ち上がったものだが、前日計量の前に「結果として朝倉海対皇治、試合は行いません」とした。
その後、榊原CEOは幻のカードの交渉経緯を説明。皇治の首を縦に振らせることができなかったことについて「本気で総合(格闘技)を目指すことを志して、何か月かトレーニングする中で難しさとか奥深さとか怖さとか思い知ったがゆえに…」。
その上で「皇治も格闘家としてそれなりのキャリアもあって、彼のファンもいて、その中で出る以上は恥ずかしいこともできないだろうし。1か月あれば整えられたということだろうと思うけど、あまりにショートノーティス(急)であるということも含めて」と総合格闘技への〝本気度〟が強いからこそだったと理解を示した。
交渉の中では、グラップリングやボクシングルールでのエキシビションマッチも浮上。同時にファンの反応から「関係者も含めて辛らつで。一つ間違うと、RIZINが積み上げてきた信頼を根底から覆しかねないリスクもデカいなと」と判断したという。
そして「RIZINの考え方からすると常識とかにとらわれず非常識にいきたいし、はみ出してやっていきたいと思っている中では賛否の『否』が多くても『いこう!』っていう時はあるけど、今回は『さすがにちょっと無茶だな』と」と、大会3日前に皇治vs海を行わないことを決めた。
そこから今度は海の試合を行えないか模索する方向にかじを取った。国内外で「20~30人の選手と連絡しました。ヨルダン人からブラジル人、韓国人と…」と対戦相手を探したという。
しかし「相手が朝倉海っていうとまあまあ逃げるんです。『試合出たい』っていう選手は国内外にいたんですが、海っていう選手を前にすると尻込みする選手が多かった」と苦笑いする。
そんな中、最後に浮上したのはアラン〝ヒロ〟ヤマニハのセコンドで名古屋を拠点にするクレベル・コイケだった。「最後、すぐにでも試合がしたいっていうクレベルさんがいるんで『やらない?』って言ったら『いいよ』っていう話になって。キックボクシングルールでオープンフィンガーグローブでやろうかって」
だが、9月24日の金原正徳戦を終え、体重が70キロを超えている状態ということもあり「何キロでやるとか、ヒジはどうするとかやってみたけど、これも前日にキックボクシングで発表されてファンが喜ぶかな?ということと。ヒジありでやった時にカットが起きたりとか。お互い大みそかに万全な状態での試合が見たい2人だから。変にここで無理したがために、大切なものを失いかねない」という判断に至った。
榊原CEOは改めて「自分でもビックリしているんですよ。『やめよう』というのは珍しいなって。『やっちゃおう!』っていう性格なんですけど…」と首を振った。なお、海の次戦は1日に発表される。












