父は強い! 格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 6」(10月1日、愛知・ドルフィンズアリーナ)でイム・ドンファン(28=韓国)と対戦するスダリオ剛(26)が妻子への愛を語るとともに成り上がりを誓った。

 当初は「RIZIN.44」(24日、さいたまスーパーアリーナ)でトッド・ダフィー(米国)と対戦予定だった。だがダフィーがパスポートトラブルで来日できず今大会にスライド。それでもダフィーが来日できなかったため、イム・ドンファンとの対戦に変更となった。

 二転三転の事態となったが、120・0キロの契約を117・85キロでパス。104・20キロだったイム・ドンファンとの試合に向け「KO決着になるんじゃないかなと思っています」と落ち着いた様子で闘志をみなぎらせた。

 その気持ちを後押しするのが、3月に生まれた第1子の存在だ。スダリオは「本当に強く思ったのが『自分の体をいくら酷使してもいいから、妻と子供にいい思いをさせてあげたい』ということです。そのためならなんだってできます」と拳を握る。その理由に自らの育った環境をあげて「僕が幼少期から経済面で苦労してきたので、その辺は絶対に苦労をかけたくないんです。子供には、将来いろんな選択肢を与えてあげられるように頑張りたいっていう気持ちが強いです」と語気を強めた。

 中学時代にはバスケットボールに熱中したスダリオだが、卒業とともに大相撲の道に進み貴乃花部屋に入門した。その選択について「それも、経済的な理由が大きかったです。もちろん今、僕自身は相撲をやっていて良かったと思っています。だけど、自分の子供にはやりたいことをやらせてあげたい。『これをやりたい』って言われた時に『それはお金がかかるからダメだ』っていうような状況をつくりたくないし。僕ができなかったことを…」と力を込めた。そのためにも、恵まれた体に相撲で培った強さも武器にして、格闘技で成り上がるつもりだ。