格闘技イベント「RIZIN.44」(24日、さいたまスーパーアリーナ)で、前RIZINフェザー級王者のクレベル・コイケ(33)を完封し判定3―0で完勝したベテランの金原正徳(40)が快勝を振り返った。

 1ラウンド(R)から互いの意地と技術が激突する熱戦を繰り広げた金原は、2、3Rには自らテークダウンして上からコントロール。肩固めで捕獲するなどコントロールして文句なしの完勝を手にした。試合後は「これが燃え尽き症候群ってやつですね…。朝倉さんもそうですよね」と安どの様子で「みんなが盛り上がってくれた。みんなが寝技の攻防を理解してくれたのがうれしいです」と笑顔を見せた。試合を「1ラウンド(R)に1回組んでみて『グラップリングでも勝負できる』と思って、2R以降勝負できました、寝技で」と振り返る。勝因を「(対戦相手が)決まったから『寝技を強化します』『打撃を強化します』ではなく、MMAというものを積み上げてきたのが出たのがこの試合だったと思う。1R打撃をしっかり当てたのが寝技につながったと思います」と話した。

 この勝利で次戦はRIZINフェザー級王座への挑戦が決定的となった。11月4日のアゼルバイジャン・バクー大会で行われる「ヴガール・ケラモフVS鈴木千裕」の勝者と大みそかにも対戦が期待されるが「完全オーバーワークです」と苦笑い。それでも「求められれば出ますし、(オファーが)なければありがたいですし(笑い)。でもいただけるものならいただきたいし、目に見えてきたもので取って人に勇気を与えたり周りが喜んでもらえるものがベルトなら、もう1回2回、頑張りたいなという気持ちだけはあります」と力を込める。そしてほかの選手がクレベルに勝つ方法を問われ「みなさん、柔術をやりましょう。『何か月頑張りました』でどうなるものではない。柔術やグラップリングやMMAをたくさんやってくださいとしか」と呼びかけた。