リベンジ失敗だ。大相撲秋場所10日目(19日、東京・両国国技館)、元大関の幕内朝乃山(29=高砂)が関脇大栄翔(29=追手風)に突き落とされて5敗目(5勝)。五分の星で終盤に臨むことになった。
大栄翔には5月の夏場所で完敗。今回も返り討ちにあい「今日は勝ちたかった。同年代に負けたくなかった。当たって上体が高くなり〝やばい〟という焦りがあった」と悔しさをにじませた。
今場所の目標に掲げた2桁10勝以上を達成するためには、残り5日間で全勝が必要。あとがなくなった状況にも「切り替えるしかない。考えたところで、明日はやってくるので。1番でも(多く)勝ちたい」と必死に前を向いた。