ボクシングイベント「LIVE BOXING 5」(18日、有明アリーナ)で、東洋太平洋スーパーバンタム級8位の〝神童〟こと那須川天心(25=帝拳)がメキシコ・バンタム級王者のルイス・グスマン(27=メキシコ)に圧勝した。
6ラウンド(R)判定勝ちだった4月の与那覇勇気戦以来のボクシング転向2戦目に臨んだ那須川は、序盤から相手を圧倒した。開始早々、ジャブをヒットさせながらペースをつかむと、相手の右のパンチにカウンターのストレートを合わせて1ラウンド(R)からダウンを奪うことに成功。戦前に「今回は倒しにいく姿を見せられると思う」と予告していた通りの成長を見せつけると、2R以降もスピードも生かして試合をコントロールした。
3R以降も相手の攻撃をかわしながら強烈な左ボディーをヒットさせるなど試合をコントロール。相手の攻撃をもらわずに殴るキック時代同様のスタイルで攻め続け、6Rにはダメージ明らかな相手にラッシュを仕掛ける一幕もあった。延長含む6Rを戦った2018年6月のロッタン・ジットムアンノン戦を超えて〝未知の領域〟に突入した7Rと最終8Rも攻撃の手を緩めず、スリップと判断されたものの尻もちをつかせるなど一方的に殴り続けた。
結果は判定に委ねられて3―0で完勝。予告通りのKOとはならず、リングサイドで観戦していた父で「TEPPEN GYM」の弘幸会長から中指を立てられた那須川は「ダウンは取れて進化している姿は見せられたと思うんですが、最後うまくいかないというか、人生うまくいかないなというか…」と苦笑い。それでも「うまくいかないところもあるんですけど、成長している姿も見せられたと思う。ボクシングの本気を見せられたと思うので」と手応えを口にして拍手を浴びた。
さらに「何が本当か、何がうそか、あんまり分からない世の中ですけど、自分とチームと応援してくれる人を信じて最強の道を突き進んでいこうと思っているんで。まだまだ強くなっていくのでこれからも注目してくれたらうれしいですし、カマせるような男になるので期待してください」と力強く宣言する。そして、映像が世界に配信されていることを確認すると「アイ・キャン・ワールドチャンピオン。アイ・キャン・チェンジ・ザ・ワールド、プリーズ・チェック・ミー。センキュー・ブロ!!」と叫んだ。文法的に間違いがあるのはご愛敬だ。













