バスケットボール男子日本代表が48年ぶりにパリ五輪自力出場の快挙の裏で、フジテレビが泣いているという。今回のW杯の中継を担ったのはテレビ朝日と日本テレビだったが、前回大会をフジが担当した時は、5戦全敗していたからだ。しかも、中継を独占してきた9月開幕のバレーボールW杯では〝ジャニーズ性加害問題〟が直撃。局内には不穏な空気が漂っている。
日本がパリ五輪の出場権を獲得したカボベルデ戦の平均世帯視聴率は22・9%、平均個人視聴率は15・3%を記録。テレビ朝日は4日、世帯、個人ともに本年度の全局全番組で最高をマークしたと発表した。
他の試合でも世帯では、先月25日のドイツ戦が8・2%(日テレ系)、27日のフィンランド戦が9・6%(テレ朝系)、29日のオーストラリア戦が13・4%(テレ朝系)、31日のベネズエラ戦が14・2%(日テレ系)を記録するなど、日本代表の活躍とともに中継した局は視聴率を上げた。
2019年の前回W杯は5戦全敗、21年東京五輪も3戦全敗。下馬評では視聴率も苦戦を予想されただけに、まさに万々歳と言える結果だ。
そんな盛り上がる両局を複雑な目で見つめているのがフジテレビだ。
同局関係者の話。
「これまでフジはBリーグ中継などを頑張っていて、前回のW杯は独占生中継している。当時、八村塁選手らを擁して〝史上最強〟と大々的に盛り上げ、本社屋では八村選手、渡辺雄太選手ら代表候補を呼んで壮行会まで開いたんですが、結果は5戦全敗。しかも、中継を手放した今回は日本代表が奇跡の快進撃ですからね。バスケのニュースを、みんな複雑な心境で報じていますよ」
さらに、落胆させているのは、代表エースとして大活躍した渡辺選手の妻が、昨年4月にフジを退社した久慈暁子(29)だったからだ。もし中継を担当していれば、2人の感動秘話を含めた企画を練り、独占放送できたかもしれない。それだけに、局内から「なぜ…」との声が漏れるのも当然だ。
そんな中、局内から「大丈夫だろうか」と不安視する声が出ているのが、今月16日に開幕するバレーボールW杯だ。1977年以降、フジが中継を担当してきた一大イベントだが、ここにきて〝ジャニーズ性加害問題〟が直撃してしまった。
「約30年にわたってジャニーズ事務所のグループがスペシャルサポーターを務め、大会の盛り上がりや視聴率に多大な貢献をしてきたのは周知のとおりです。しかし、世界的な問題となっているジャニーズ性加害問題で、今大会の起用は見送られました。通常とは違う放送内容を余儀なくされるので、今も話し合いが続いている」(同)
バスケのように再び番狂わせが起きれば…フジにかかる重圧は相当なものになりそうだ。(視聴率は関東地区、ビデオリサーチ調べ)












