短期不定期連載「我ら演歌第7世代~5人が駆ける~」のラストを飾るのが演歌・歌謡歌手の新浜レオン(27)だ。5月に発売されたシングル曲の“窓ふきダンス”がSNSで流行中。そんな第7世代メンバーは、故西城秀樹さんをリスペクトしてやまない。最近、西城さんの出身地を訪れ、“ヒデキ愛”を爆発させたという――。
2019年にデビューした新浜。5月に発売されたシングル「捕まえて、今夜。」は人気アニメ「名探偵コナン」のスピンオフ作「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」の主題歌になっている。話題になっているのが、サビのところで両手を前に出して右手と左手を上下させる“窓ふきダンス”だ。TikTokなどで3600万回以上の再生回数を誇る。
「TikTokを見て本当にびっくりしています。女子高生やプロレスラー、海外の方まで窓ふきダンスをしてくれているし、ワンちゃんが踊っている動画もある。この盛り上がり方は今までにない感覚です」
父親は「伯方の塩」のCMソングを歌う演歌歌手の髙城靖雄。「は・か・た・の・しお!」のフレーズで覚えている方も多いだろう。
「小さいころから周りの同世代から『演歌は古い』と言われて悔しい気持ちを持っていた。演歌を知らない世代に演歌歌謡曲の良さを知ってもらいたい」
その思いを実現させつつあり、若手演歌歌手の存在を広く知らしめているのが「演歌第7世代」だ。
一昨年から辰巳ゆうと、二見颯一、青山新、彩青(りゅうせい)、新浜の5人で活動している「第7世代」。今年3月にも5人でのコンサートがあった。ステージ後に5人で食事に行こうとなったそうだが「ボクだけレコーディングが入っていて、食事に行けなかったので、また今度にしようって話になったんです」。
レコーディングに臨んでいると、5人のグループLINEに動画が送られてきたという。
「僕以外の4人が食事に行っていて『おつかレオン』と言って乾杯しちゃってるんすよ。ボクがいないし、しかも『おつかレオン』って…」
ちなみに「おつかレオン」とは、新浜の造語でほかにも「がんばレオン」などがある。
「控室でも5人が一緒ということが多くて、ずっとみんなで盛り上がっている。楽屋のノリのままステージに立っている感じ」
そんな新浜がソロのコンサートや「第7世代」のステージで見せるのが西城さんのカバーだ。
「時間があれば秀樹さんの動画やコンサート映像を見ている」といい、プライベートで「秀樹さんのフィルムコンサートに行った」ほどだ。
西城さんのことが大好きすぎて、出身地・広島のゆかりの地を訪れるNHK「いのちのうたフェス2023」(8月放送)にも出演した。
「幼少期によく秀樹さんが行ったというお好み焼き屋があって、秀樹さんのファンにとって聖地になっているんです。広島風お好み焼きというとソバ入りですが、秀樹さんのお気に入りはソバ入りではなくうどん入りなんです。もちろん食べましたよ」
それだけではない。
「秀樹さんが育った町のお祭りで、小さいころ歌を歌っていたそうなんです。その曲は水原弘さんの『黒い花びら』でした」
「黒い花びら」を歌う30~40代のころの西城さんの動画を見ることができたという新浜は「ハスキーな『黒い花びら』はやっぱりメチャクチャかっこよかった。ボクも幼少期に秀樹さんが歌った場所で『黒い花びら』を歌っちゃいました」と熱く語った。
この番組内では1981年の第八回広島平和音楽祭で西城さんが一度だけ歌った「天と地の架け橋」を再現したという。
「まだ広島でソロコンサートをしたことがないので、ぜひコンサートをして、そこで秀樹さんのカバー曲を延々と歌って『天と地の架け橋』を熱唱したいですね」
新浜の“ヒデキ愛”はとどまるところを知らない。
☆にいはま・れおん 1996年5月11日生まれ、千葉県出身。父親は「伯方の塩」のCMソングで知られる演歌歌手の髙城靖雄。令和初日となる2019年5月1日に「離さない離さない」でデビューする。同年の第61回日本レコード大賞で新人賞を受賞。20年の第34回日本ゴールドディスク大賞ではベスト・演歌/歌謡曲・ニュー・アーティスト部門を受賞。演歌第7世代としては、10月15日に千葉・八千代市市民会館大ホールでコンサートを開催。














