両親への自殺ほう助罪で起訴され、先月31日に保釈された歌舞伎俳優の市川猿之助被告(47)に関係者が戦々恐々としているという。10月ごろとみられている初公判で、事件のきっかけになった一部週刊誌の〝パワハラ&セクハラ疑惑〟について証言する可能性があるからだ。

 警察の取り調べに対し、猿之助被告は「週刊誌報道をきっかけとして家族会議が行われ、『みんなで死んで生まれ変わろう』と睡眠薬を飲んだ」と供述しているとされる。週刊誌報道とは、事件が発覚した5月18日に報じられた「女性セブン」による「澤瀉屋(おもだかや)」一門の弟子筋や共演した俳優、劇団スタッフらへのパワハラやセクハラ疑惑だ。

 ただ、これらの疑惑について猿之助被告が供述したかどうかは伝わっておらず、所属事務所側も「そのような事実は出てきていない」と説明している。

 事件を起こしたきっかけになったとみられるだけに、裁判の場で猿之助被告の口から何かしらの真相が語られるのは間違いないところだ。そもそも報道が正しいのか間違っているのかさえも明らかになってはいないのだが、すでに役者仲間や梨園関係者らは「いったいどんな発言をするのか…」と戦々恐々としているという。

「猿之助さんは役者としてだけでなく、舞台の演出や企画、プロデュースも手がけ、いずれの手腕も一流です。歌舞伎界のスターだっただけに、表も裏も知り尽くしている。今も不安定な精神状態は続いており、歌舞伎界の表沙汰になっていない〝闇〟について何かしらの発言するのでは?と不安を口にする関係者は多い」(梨園関係者)

 人一倍情熱を注ぎ、身を尽くした歌舞伎界に対して「恩をあだで返すようなことはしないのでは」という声もあるが、果たして――。