格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN.2」(30日、さいたまスーパーアリーナ)のRIZINバンタム級王座決定戦で、フアン・アーチュレッタ(35=米国)が扇久保博正(36)に判定3―0で完勝し、新王者となった。

 当初は朝倉海と対戦する予定だったが、海がケガで直前に欠場。代替出場した扇久保に、元ベラトール同級王者は1ラウンド(R)から積極的にタックルを仕掛けてテークダウンを奪っていく。レスリングでも活躍したアーチュレッタは、体格差のある扇久保に攻め手を与えず、試合を有利に進めていった。3Rは扇久保のバックをとり面白いようにコントロールして、勝利を決定づけた。

 圧倒的な強さを披露したアーチュレッタは、試合後の会見で「本当に光栄。とにかく勝つことだけを考えた。私の将来はRIZINのチャンピオンとしていろいろ防衛していきたい」と笑顔。リング上では朝倉海の名前を出して対戦を呼びかけたが、「日本のファンも彼の欠場に失望したと思う。彼がどういったケガだったのかよくわからないけど、自分としては逃げたとしか思っていない。だから彼のビビった態度に関して、改めて呼びかけたんだ」と海を挑発した。

 その上で、大みそか決戦での海戦実現には「私としては相手を選ばない。そういうふうになったとしても、私はケガをしようが、どういった体調であろうが、試合には出場し続ける。彼はそうでなかったけどね」とピシャリ。よほど腹が立っているのか、執ように海の欠場を非難した。

 さらにはベラトール王座との2冠戦実現についても「朝倉海が戦わないというのなら、それを目標にする」と海の名前を出すほどこだわっていた。