名古屋競輪GⅢ「開場74周年記念 金鯱賞争奪戦」は30日の最終日、12Rで決勝戦が行われ、単騎の山口拳矢(27=岐阜)が2角まくりで制し2月の伊東以来、通算2回目のGⅢ制覇を達成した。

 5月の平塚GⅠ日本選手権を単騎で制したように、ここも頭脳プレーに長けた抜群の位置取りで単騎の鬼と化した。

 逃げるのは取鳥雄吾だと読むと、その3番手に固執。渡辺雄太と並走になったが「飛ばされないように外を差して回った」と余裕の立ち回り。あとは射程圏からまくるだけだった。

 ダービー王だが、2月に制した伊東GⅢは協賛競輪だったため今回が記念は初制覇。「やっと、ちゃんとした記念を取れた。GⅠは取ったけど、ひとつの目標だったから」と胸をなでおろした。

 そして「父(幸二氏)が29日に誕生日でした。僕は忘れていたけど、お客さんに言われて気が付いて。そういえば母も27日だったなって思い出した。いいプレゼントができました」とやさしくハニかみ、勝利の余韻に浸っていた。