【カップめん評論家 taka :a 激推し!トレンド最前線】年間1000食以上をチェックする大人気ブロガーが新商品を完全チェック!

 カップめん業界は、この夏も様々なコラボや新たなチャレンジが目につく。その中で〝プロ〟がオススメしたい5品とは…。

【話題の“ちゃん系”ついに商品化】日清食品「東京新橋はるちゃんラーメン 中華そば」(278円+税)

 ちゃん系ラーメンとは、2020年後半から首都圏を中心に急増している「~ちゃんラーメン」の総称で、いまラーメンフリークの間でも注目されているのですが、なかでも“ミシュラン”に名を連れた「はるちゃんラーメン」は一目置かれる存在。めんの食感やトッピング、スープの構成に至るまで、その味わいを100%忠実に再現できているとはいえないけれど、麩質の強いノンフライめんに、濃い目に取った動物系清湯(ちんたん)と煮干しの鋭さ、その指揮を執る強めの塩気も今の季節に嬉しい塩梅。どこか懐かしく、それでいて既存の味に縛られない、ネオクラシカルな雰囲気の構築には、具材の謎肉(なぞにく)や花形カマボコ、メンマの一見するとジャンクな組み合わせも一役買っています。

 ちなみに緑茶をダイレクトに使っているわけではないようですが、煮干しとは違うカテキンっぽい苦味が余韻に微睡むので、そこも印象に残りました。出所についての詳細は不明ですけどw ちょっと不思議な感覚が味わえますよ(めんとスープの一体感を高めたい方は、既定の湯戻し5分+かき混ぜ後に4分くらい放置するのがオススメ)。

【業界最強の超幅広麺、再び…。】サンヨー食品「ビャンビャン麺風 汁なし担担麺」(276円+税)

 ビャンビャンめんとは、中国の陝西省(せんせいしょう)を発祥とする郷土料理で、生地を両手で伸ばしながら台に叩き付ける、その特殊な製法と“1文字あたり57画の激ムズ漢字”がSNSを中心に注目され、じわじわとブームを巻き起こしています。それをカップめんで再現したのが「ビャンビャン麺風」というシリーズで、ノンフライの史上最大級幅広めんは圧巻の一言。もはや、漠然と怖いまである。

幅広いにもほどがあります
幅広いにもほどがあります

 その強烈なインパクトと引き換えに、具材はショボいと評価せざるを得ないシリーズではあるものの、まったりとしたタレにエキゾチックな個性を与えてくれる五香粉(ウーシャンフェン)のアクセント、さらに粉末醸造酢の効かせ方もワザありで、日本人の味覚に寄せながらも本格的。五香粉と花椒(ホワジャオ)が苦手な方にとっては、少し構えなければいけない味付けになりますけど、文句なしの名作です。

【常識に囚われない“独自の魅力”発信】東洋水産「マルちゃん でかまる 濃厚もやしタンメン」(271円+税)

 タンメンとは、関東においてメジャーな食べ物で、ほとんど西日本には浸透していない、実は地域性のある食べ物なのですが、その垣根を感じさせないのが即席カップめん業界。ただ、東洋水産のタンメンは独特で、うまい大盛を標榜する「でかまる」を例に挙げると、その違いは顕著に現れます。

 というのもタンメンにおけるスープといえば、あっさりとした鶏ガラ系のスープが主流となっているのに対し、こちらは“九州の豚骨ラーメンに引けを取らないほど、濃厚で乳化感が強い”白湯(ぱいたん)をベースにしているのが特徴で、そこに野菜を炒めたような風味をプラスすることでタンメンらしさを演出する、他社には見られない独自のスタイルを展開。

 そのため“いわゆるタンメン”とは別のベクトルを歩んではいるものの、圧倒的な存在感を放つバリシャキもやしも見どころで、こういうタンメンもアリだなと、新たな魅力に気付かせてくれる一杯です。ちなみにバリシャキもやしは以前に本誌で紹介した「でかまる もやし中華そば」にも使われていましたけど、けしからんですなコイツはw

【飯田商店の『裏』解禁】セブン‐イレブン「裏飯田商店 ショッパイ豚骨醤油」(238円+税)

 らぁ麺 飯田商店とえば、一般的な方にも広く認知されている湯河原の名店で、東洋水産とは何度もコラボしているのですが、まさかの“ジャンクでショッパイ! カップめん限定の裏メニュー”を新開発。本店のメニューを例に挙げると、ジャンクな印象は皆無に等しいため、どうなることかと思いきや、なんのなんの。ぶっちゃけ飯田商店らしさも皆無に等しかったので、そこもスッパリと割り切る必要はありますがw

 食べ応えのある幅の広い平打ちのフライめんに、まったりとした豚骨の旨みを特徴とする甘くてショッパめのスープ。ちょっと具材の量は少なめに思えたものの、リアルな風味の背脂加工品はクオリティが高く、しかも238円+税という販売価格から、コストパフォーマンス的にも優れた一杯。白ごはんマスト案件なので、がっつり食べたい気分のときにオススメです。

【カップ油そば界“最強クラス”】ファミマル「東京油組総本店 油そば」(276円+税)

 東京油組総本店とは、都内を中心に店舗を拡大している油そば専門店で、韓流ファンの間ではK―POPアイドル御用達の店としても認知されている近年。その味わいを再現したファミリーマート限定のカップめんは、2018年7月24日の発売以来、毎年の恒例となっている人気商品なので、ご存知の方も多いでしょう。

 つまり、新進気鋭の一杯とはいえないけれど、コシの強いノンフライめんに、あえて塩気を抑えた「特製液体だれ」は他のカップ油そばと一線を画す配合で、その濃厚さに拍車を掛けてくれる「たまごタレ」の別添も大きな魅力。油そば特有の攻撃性に期待していた場合、優しすぎると思われるかもしれませんが、穏やかさを全面的に打ち出しながらも引き立て役の「ふりかけ(きざみのり&ごま)」で飽きない工夫を凝らすなど、隙らしい隙が見当たりません。

 ネタバラシすると昨年の5代目と同じ内容なんですけどw もし未体験の方は確実に押さえておいてください。

 各商品の詳しいレビューはブログ「本日の一杯 -Cupmen review blog-」参照。

 ※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格+8%を目安にしてください。