吉本の漫才コンビ「鬼としみちゃむ」のしみちゃむ(35)と松竹芸能のピン芸人でプロレスラーのぽっぽ(33)が6日に結婚を本紙に報告。2人で婚姻届を提出した。両社所属の芸人同士の結婚は初めてのことといい、垣根を超えた〝快挙〟にしみちゃむは「歴史を作った! ひかれあったらたまたまそうだった」と雄たけびを上げた。

 もともと面識があった2人はゲーム仲間として急接近し「ポケモンがめっちゃ好きでポケモンゴーとかを2人でやり始めた。趣味がめっちゃ合ったんです。2019年の11月15日から付き合い始めました」(しみちゃむ)。ぽっぽは100キロを越す巨漢のしみちゃむを見た瞬間「私の中にいる〝すべての私〟が拍手したんです。すごく陽の雰囲気にひかれた。適当に見えてちゃんとしてるのがいい。お金の管理も任せられそう」とのろけ、しみちゃむも「僕も一緒ですよ。やさしくて人柄がよくて一緒にいて楽しい。何に対してもまっすぐ。プロレスラーとしてもかっこいし、女性として、相棒としてかっこいい」と照れ笑いを浮かべた。

 交際期間は3年半。最初は隠していたが、行動パターンが似ていることで周囲にバレ始め、最近では「鬼と――」の相方・鬼沢さんにもネタにされていたという。「おばあちゃんに結婚式を見せたい」思いでぽっぽの方からプロポーズ。王将で餃子を食べたあとに「結婚式したい」と声をかけると「お~、いいよ」と即答だった。

しみちゃむ(右)にプロレス技をかけるぽっぽ
しみちゃむ(右)にプロレス技をかけるぽっぽ

 しみちゃむは2017年にコンビを結成。よしもと漫才劇場を中心に活動する一方でM―1グランプリにも毎年挑戦し、20年と22年には準々決勝まで進出した。悔しい思いが続く中でも「去年がいい感じやったんで今年は頑張りたいと思ってます」と年末をにらむ。

 一方のぽっぽはピン芸人でありながらコスプレ、イラスト、タロット占いと多彩な顔を持ち、昨年11月にはスペル・デルフィンがプロデュースするバーチャルプロレス団体「2point5女子プロレス」に参加。小柄でスポーツ経験もなかったが、「ぽっぽTHEハーミット」としてすでに10試合以上をこなし「すごい自分の体が丈夫で、適正あったのかなと思った。お笑いとか賞レースも考えているけど、今はプロレスの比重が大きくなっている」という。

 大阪出身で明るい2人は一度もケンカをしたことがなく、たまに100キロのしみちゃむを背負ってスクワットをこなし、コブラツイストなどの練習台にすることもある。ただ「彼は怖がりなんで持ち上げてもすぐ降りるんです」(ぽっぽ)、「鍛えているのは承知しているけど、体格差がすごいんで不安になります」(しみちゃむ)と家庭内バトルは控えめにしているようだ。

 来年に挙式する予定で「プロレスはやってもらおうかな。僕も試合したい」(しみちゃむ)、「リング上で仲間からおめでとうと言ってほしい」(ぽっぽ)と思いをめぐらせる。〝越境結婚〟がお笑い界に新風を巻き起こしそうだ。