2024年パリ五輪の柔道日本代表に内定した男子66キロ級の阿部一二三(25)と女子52キロ級の阿部詩(22=ともにパーク24)が〝きょうだい連覇〟に改めて意欲を示した。
21年東京五輪できょうだいVを達成したが、同時に五輪切符を手にしたのは今回が初めて。代表内定が決まった29日は、家族でプチお祝いをしたという。30日に都内で取材に応じた一二三は「同時に決まって、両親も安心して一緒に食事できたのはすごいうれしかった。東京の時は、先に妹が決まって、両親も(自分が代表に決まるまで)モヤモヤした気持ちというか、心の底から喜べななかったと思う」とほおを緩めつつ「この内定はパリへのスタートライン。気を引き締めて、厳しい戦いを一緒に乗り越えていければ」と決意を新たにした。
2人の階級は基本的に同じ日に試合が行われる。東京五輪は先に詩が優勝を果たし、続く一二三も頂点に立ったが、パリ五輪は東京五輪の逆パターン。7月28日は女子52キロ決勝が大トリとなる。詩は「ちょっと不安ですね。(パリ五輪と同じ順番だった19年グランドスラム)大阪のトラウマがあるので」と苦笑いを浮かべながらも「兄が先に優勝したので、ここでやってやらないとという気持ちが強すぎて、多分あの日は頭が真っ白になっていた。でもそれを今分析できていて、理解しているので、そういう失敗はもうないかな」と頼もしい言葉を残した。
13か月前の内定奪取は、日本柔道界史上最速。今後は長いスパンでパリ五輪への歩みを進めていく。一二三が「しっかり準備して、パリで圧倒的に勝つ柔道を見せたい」と言えば、詩も「心技体全てを100%にして、パリで力を発揮できるようにしていきたい」と気合十分。2人の視線の先には、金メダルしか見えていない。












