川崎ミッドナイト競輪(FⅡ)は30日、最終日を迎える。1、2班戦の二枚看板・伊東翔貴(30=福島)と原田亮太(24=千葉)は順当に決勝進出。ファイナルもA級屈指のパワーを誇示する2人の力勝負が見どころになる。
2人が初めて相まみえた初日特選は原田1着、伊東4着。先行態勢の原田を伊東がカマシ切ったものの、伊東に遅れ気味になった坂本毅(49=秋田)を原田がさばいて番手に飛び付き、直線で抜き返した。原田に先着は許したが、レース内容では明らかに勝った伊東に悲観の色はない。
「原田君はもっと駆けるのかなと思ったけど、意外と流したので(カマしに行った)。あれでバック22本なの? という感じでしたよ」。言葉の端々に前期S級の意地とプライドがのぞいた。
準決は後ろの荒沢貴史(42=北海道)を気遣った丁寧な仕掛けで北日本ワンツーを決め、断然人気に応えた。「決勝はラインがあった方がやりやすい。原田君を相手に1人(単騎)では厳しいですから」。大事な準決で持ち味の全開ダッシュを封印し、踏み出しを加減できる余裕が今の伊東にはある。これで原田にリベンジする態勢は整った。
対する原田もライン決着を重視した早めの飛び出しで準決を危なげなくクリア。「突っ張るつもりだったけど、気持ちの弱さ、甘さが出た」と自己採点は辛いが、マークした真原健一(48=神奈川)が「構えることなく前に出てくれる。本当に頼もしい」と振り返ったように、常に積極的に攻め抜く競走スタイルへの高い評価は変わらない。
「強めに練習してきたので初日は体がしんどかったけど、疲れが抜けてかなり楽になった。決勝はもう少しよくなると思うし、しっかり力勝負します」と、こちらも一歩も引かない構えだ。












