岸和田競輪のGⅠ「第74回高松宮記念杯」の4日目(16日)東日本二次予選6Rで、北井佑季(33=神奈川)が躍動した。このレースでは、過去3回対戦しいずれも完敗している真杉匠(24=栃木)と対峙――。

「逃げ切りを2回決められていたので。自分も先行にこだわりを持って戦っているし、もう負けられないなって気持ちで臨みました」

 レースは前受けから突っ張った真杉が少しペースを落としたジャンで、北井が一気にカマして主導権。3番手にハマった真杉だったが和田健太郎(42=千葉)のサポートもあって巻き返しは叶わず、北井が堂々の逃げ切り勝ち。〝四度目の正直〟で強敵撃破に成功したのだった。

 GⅠ初出場だった2月高知の全日本選抜でいきなり準決まで進んだが、5月の地元ダービーは無念の開幕戦敗退と悔しさを味わった。「初のダービーは不甲斐ないGⅠになってしまった。その時の(悪い)イメージと悔しさを払しょくできるように今度こそ頑張りたい」と決意を示した。

 和田が「以前よりも落ち着いて、上手に走れるようになっている」と評価したように、レースの幅が広がったのは大きな強み。17日の5日目は、2回目となるGⅠ準決の舞台で進化を発揮し、待望の決勝進出の切符をつかみ取る。