元参院議員のガーシー（東谷義和）容疑者（５１）の突然の逮捕劇で告訴した俳優の綾野剛（４１）に注目が集まっている。同容疑者から女性スキャンダルなどの疑惑を暴露され、刑事告訴に踏み切ったが、法廷で再び蒸し返される可能性があるからだ。そのため「示談に応じるのではないか」との見方も出ているが…。
ガーシー容疑者は綾野ら３人に対し、脅迫や名誉毀損にあたる発言を繰り返したとして、暴力行為等処罰法違反（常習的脅迫）や強要、名誉毀損などの疑いで逮捕された。国際刑事警察機構（ＩＣＰＯ）を通じての国際手配が所在確認を求める「青手配」から、身柄拘束を求める「赤手配」に切り替わっていたことを考えると、警察は本気も本気で、検察が起訴に持ち込むとみられている。
名誉毀損を含む罪で起訴された場合、法廷ではガーシー容疑者の発言に関する“真贋論争”が繰り広げられる一幕もあるだろう。ガーシー容疑者とともに綾野の疑惑を追及してきた政治家女子４８党の立花孝志氏は「（ガーシー容疑者が帰国、逮捕されたことで）暴露したことが裁判所や警察によって、正しかったのか間違っていたのか答え合わせができる」と主張する。
同容疑者は昨年２月に暴露系ユーチューバーとして戦慄デビューを果たすと、長年、弟分としてかわいがっていた綾野を、自身が転落した時に連絡してこなかったとして再三攻撃。未成年アイドル（当時）とのスキャンダルなどさまざまな疑惑を暴露したのだ。さらにその女性をドバイに招いた上で、顔出しで生証言させた。
綾野は今年１月に女優の佐久間由衣と結婚。ガーシー容疑者はそれを踏まえ「もう叩かない」としたものの、刑事告訴していたことが分かるや「裁判するということは、テレビのカメラが入っている前でオレとケンカせなあかんということ。事実を言っていることで、名誉毀損というなら名誉毀損で訴え返すからな」とタンカを切って、全面対決を宣言していた。裁判所内は原則撮影禁止とされている。
「綾野さんは結婚でようやくイメージが回復しました。先月公開された出演映画『最後まで行く』のイベントで久々に公の場に姿を現すなど、心機一転のところでした」（芸能プロ関係者）
それだけに、もし法廷に持ち込まれれば修羅場になることが予想され、注目されるのは必至。同容疑者からは、さまざまな証拠が提出されるだけではなく、その女性も法廷の場に出てくる可能性がある。もちろん、綾野は事実無根を訴える。
取り巻く複雑な事情を鑑み、関係者からは「綾野が刑事告訴を取り下げるかも」「示談に応じる可能性がある」との声も上がっている。
