歌舞伎俳優・市川猿之助(47)の代わりに市川團子(19)が猛プッシュされている。

 猿之助は18日に都内自宅から救急搬送され、現在は警察の聴取を受ける身。両親が死亡した事件の当事者として、当分歌舞伎界には戻って来れないだろう。

 その猿之助の穴を埋めたのが、俳優・香川照之の長男、市川團子だ。不在の猿之助の代役として今月20日から明治座昼公演に登場するや、フィーバー状態となっている。

 27日には公演最終日を迎え、朝から明治座には長蛇の列。劇中の「生きて、生きて、生き抜け」という言葉に、会場からはすすり泣く声が響き、終演後には4分半のスタンディングオベーションが起きたという。歌舞伎関係者の話。

「團子さんは将来『猿之助』の名前を継ぐと言われ、厳しい稽古を積んできました。歌舞伎界の緊急事態に見事大役を務め上げ、人気も急上昇中です」

 猿之助の事件が奇妙な展開を見せるなか、歌舞伎興行を行う松竹もあっさり團子に乗り換えた。一部では「節操がない」という声も聞かれるが、梨園関係者に言わせれば「結局のところ、歌舞伎界も芸能界と同じで〝代わりはいる〟ということ。梨園は贔屓筋の存在が大きいですが、團子さんは甘いマスクで新規の女性ファン獲得も期待できる。松竹がこのチャンスを逃さないワケがない」という。

 これにより「澤瀉屋」は市川中車(香川照之)、團子の親子が中心に。前出歌舞伎関係者は「いまだテレビに出れない香川さんにとっては、追い風でしょう。猿之助さんの事件以降、香川さんは一門や贔屓筋との交流回数を増やしているそうです」と明かす。

 波乱多き澤瀉屋の歴史に新たな1ページが加わったようだ。