歌舞伎役者・市川猿之助(47)が、18日に都内の自宅で意識もうろうとした状態で発見され、救急搬送されてから25日で1週間が経過した。

 ともに自宅にいた父親の市川段四郎さんと母親は死亡。猿之助は事件前日に両親と話し合い「3人で死んで生まれ変わろうと、両親が睡眠薬を飲んだ」と警察の聴取に答えている。

 両親の死因は睡眠薬などによる「向精神薬中毒の疑い」。検視などでは無理やり摂取させられたわけではないことがわかっている。

 25日発売の「週刊文春」では、睡眠薬で意識を失った両親の顔に、猿之助が「ビニール袋をかぶせた」と証言していることを伝えた。その後、猿之助はビニール袋と薬の容器を夜中に近くのゴミ置き場に捨てたという。

 だが、ここで疑問が生じる。梨園関係者は「そもそも自身も心中する覚悟ならビニール袋や容器などをわざわざ捨てる必要はない」と話す。

 ほかにも不可解な点はある。猿之助は両親を〝見送った〟あとに自身も睡眠薬を服用するのだが、その前に松竹に「今日は体調が悪いので休みます」と電話したとされる。事件当日、自宅のカギは開いた状態だった。

「事件当日は明治座で大事な興行があった。そんな電話を受けたら『何ごとか』とマネジャーが駆け付けるのは間違いない」(関係者)

 亡くなった両親の〝死に衣装〟がパジャマだったことに首を傾げる人も多い。警察関係者は「人間の心理として、発見された時のことを考えるものなんですがね」と話す。

 25日放送のTBS系「ひるおび」では、元大阪府警刑事で犯罪・防犯ジャーナリストの中島正純氏が「発見時、なぜ自宅の玄関のカギが開いていたのか不可解。自殺する方は密室にすることが多い。第三者の侵入はなかったのか、などを調べていると思う」と指摘。「それぞれ死亡推定時刻も違うし、なぜお父さまの遺書が見つかっていないのか」などと疑問点を挙げた上で「捜査は長ければ半年、あるいは数か月かかる」と見解を示した。

 真相解明にはまだ時間がかかりそうだ。