あくまで通過点だ。大相撲夏場所9日目(22日、東京・両国国技館)、元大関の幕内朝乃山(29=高砂)が幕内竜電(32=高田川)を寄り倒して8勝目(1敗)。幕内では大関だった一昨年春場所以来、13場所ぶりに勝ち越しを決めた。

 取組後は「勝ち越しは通過点。この後が大事。明日から初日だと思って切り替えていきたい」と冷静。それでも「幕内から2年、離れていた。相撲が終わった後の歓声が大きくてうれしかった。お客さんの応援が力になっている」と幕内の土俵に立つ喜びを口にした。

 1敗を守り、優勝争いでもファンの期待を背負う。「緊張感の中で、しっかり自分の相撲を取れている。明日からまた、続けていきたい」と気持ちを引き締めた。