ヘンリー王子とメーガン妃の広報担当が17日、「夫妻らが乗ったタクシーがパパラッチに2時間以上にわたり追跡され、あわや大惨事のカーチェイスに巻き込まれた」と声明を出した。しかし、カーチェイスはヘンリー王子の〝誇張〟であり、警備チームの車が勝手に対向車線に突っ込んで危険な状況をつくった可能性が高いという。英紙サンが18日、「ニューヨークの〝おとぎ話〟」と報じた。

 夫妻とメーガン妃の母ドリア・ラグランドさんが16日夜、ニューヨークで「ウィメン・オブ・ビジョン賞」の授賞式に出席後、タクシーに乗ったところ、パパラッチに追跡された。ヘンリー王子サイドは「カーチェイス」と非難した。しかし、サンは「ヘンリー王子とメーガン妃によるカーチェイスの説明は誇張として却下された」と伝えた。

 夫妻らを乗せたタクシー運転手のスクチャーン・シン氏は「夫妻はニューヨーク育ちじゃありません。ニューヨークの道路はいつも混んでいて、車同士が近づくのは当たり前。ヘンリー王子が言っていることは誇張だと思います。あれはカーチェイスとは呼びません。タクシー運賃は17ドルでしたが、チップ込みで50ドルもくれました」と話した。

 また、〝カーチェイス〟を目撃した人物は「夫妻の警備チームがパパラッチから逃れようとして危険な行動をとった。対向車線にはみ出し、道路の真ん中で立ち往生し、道路をふさいで、混乱を引き起こした」と明かした。

 また、ニューヨーク市警察の高官は「追跡は間違いなく2時間ではなかった。ヘンリー王子が乗ったタクシーと警備の車が合流していたのは20分間だけ」と指摘した。

 実際、パパラッチの車6台とバイクが後を追ったことは確かなようだ。しかし、事故は起きなかった。警察がパパラッチを遮断し、タクシーは無事、友人宅に到着したという。

 ダイアナ妃の警備を6年間担当したケン・ワーフ氏は「警備チームが状況をひどく誤って処理した。要人をある場所から別の場所へ護送するという、とてもとても単純な作戦だったのに」と語った。