リルぷりっ「アイドルール/「ヴィラヴィラヴィロー!」
2010年4月~11年3月までアニメ第1期が放送されていた「ひめチェン!おとぎちっくアイドル リルぷりっ」は、そのタイトル、日曜朝9時という放送時間、マンガの掲載誌は「ぷっちぐみ」などの女児向け雑誌と、どこをとっても完全に小学生の女の子をターゲットにした作品だ。該当するお子さんがいた方々を除けば、基本的にはなじみが薄いかもしれない。が、アイドルファンならスルーせずにチェックしていたかも。ジャケットの写真を見ていただければ、分かる人なら分かるはず。この3人、スマイレージ(現・アンジュルム)のオリジナルメンバー4人のうちの3人である。
和田彩花、前田憂佳、福田花音の3人は、声優としてこのアニメの主役キャラクターをそれぞれ担当。そしてもちろん、ハロー!プロジェクトに所属するアイドルグループ“リルぷりっ”としてテーマ曲も歌っている。
シングル発売された「アイドルール」は26~51話のオープニング曲で、カップリングの「ヴィラヴィラヴィロー!」はエンディング曲。どちらの曲も視聴者層を意識してか、とことん覚えやすいメロディーで、4つ打ちビートに乗せて元気に明るくかわいく歌う。決して稚拙ということではなく、分かりやすさを追求してしっかりと作り込んだ感じだ。
とはいえ、歌詞はハロプロ楽曲に時々ありがちな、強烈なインパクトを放つフレーズであふれている。特に「ヴィラヴィラヴィロー!」。曲名の意味は「元気に陽気にゴクゴク飲もう」という意味のポルトガル語だそうである(なにしろ歌詞の中でそう説明している)。まあ、ポルトガル版の“一気コール”というところか。飲むのが酒ではなくて、牛乳とトマトジュースというあたりが実に健康的でよろしい。「流行語にならないかな なったらいいのにな」という歌詞もあるが、はやったという話は聞かない。
ちなみにスマイレージはこの年にメジャーデビューしており、リルぷりっのシングル発売翌月には日本レコード大賞で最優秀新人賞に輝いている。ヴィラヴィラヴィロー!からレコ大までたったの1か月半。なんだかすごく濃密な1か月半だなあ。












