格闘技イベント「RIZIN.42」(5月6日、東京・有明アリーナ)で総合格闘技(MMA)3戦目に臨む、サッカー元日本代表FW三浦知良(56=オリベイレンセ)の次男・三浦孝太(20)が、グローバルな野望を語った。ストリートファイト出身のYA―MAN(26)との〝対極対決〟で、KO勝利に意欲を燃やす若武者は〝格闘技界のネイマール〟を目指し、日々精進を続けている。
――昨年9月以来の試合だ
孝太 YA―MAN選手の打撃に一切付き合わないのは無理。自分も打撃の展開でも見せるというか、一発当てただけでも会場は沸くと思う。組んで一本とかだけではなくて、KOも狙っていければな、と。
――お父さんには話したか
孝太 電話で話をしました。「新人なんだし、相手はファイターとして格が全然違うので謙虚な気持ちでリスペクトを持て、でも、堂々と挑んでいけ」と言われました。
――元K―1・MAX世界王者ブアカーオ・バンチャメークとエキシビションに臨んだり、練習をともにした。収穫は
孝太 リングの上で向かい合ったことですね。キックのスーパースター、レジェンドから受けた圧はすごい。前日までと全然違ってすごいデカかったんです。
――YA―MANは「三浦選手と自分は生まれ育ちも、顔も対極にある。この試合で自分の人生を変えられるのは、自分次第ということを伝えたい」と言っていた
孝太 自分は話題性で一発目から大舞台に出させてもらってトップ選手と戦えて、向こうとしたらムカつくところもあると思う。でも、自分は怒りの感情はない。自分と同じ境遇の人も観客席にはいるだろうし、2世で活躍されている人もたくさんいる。そういう活躍の仕方を見せていきたい。
――女性ファンを奪い取るとも言っていた…
孝太 いやいや、YA―MAN選手、モテてるんじゃないですか? 格闘技界で人気ありますし、その、外見とかではないと思うので…。
――タイと日本と、どちらの女性にモテるか
孝太 わかんないですね。あと最近、結構海外の方との交流が増えてるんです。東京ガールズコレクションで一緒になったウクライナのモデルの方に「TikTokであなたを見た」と言われて写真を撮ったり。
――グローバルだ
孝太 いろんな観点から見て、自分はまだまだ。もっと世界的に知られたいなと思いますし、世界で活躍していく上で自分を知ってもらい、魅力を感じてもらうためには、ファイターとしての実力を上げていかないと、と特に思います。
――誰みたいになりたいか
孝太 ネイマール(サッカー・ブラジル代表FWでフランス1部パリ・サンジェルマン所属)とか。世界中、誰でも知っている存在ですよね。小さいころから会っているので、去年来日した時には「大きくなったね~」と言われました。MMAは好きで(米格闘技イベント)UFCを見ているそうで、自分がMMAを始めたと言ったら、すごく驚いていました。興味を持ってくれて「頑張れ」と。
――近いところにお手本がいる
孝太 本当はもう少しネイマールの滞在期間が長かったら「RIZINに来てください」と言おうと思ったんですが、タイミングが合わなかった。チャンスがあれば、ネイマールや世界のスーパースターが自分の試合を見に来てくれるような存在になりたいなと思っている。
――何か格闘技以外で取り組んでいることは
孝太 今年、英語を勉強し始めました。実戦練習というか、とにかく会話して、出かけたりしている。日本だと、父親(カズ)の息子として見られるが、海外ではそれを知らない人もいるので、ゼロから判断される。自分がやっていることを説明しています。でも、まずは格闘技が第一。結果をどんどん出せるように頑張りたいです。
【格闘家・三浦孝太の足跡】孝太は2021年大みそかにMMAデビュー。元ホストで地下格闘技出身のYUSHIにサッカーボールキックを決め、1ラウンドTKO勝利を収めた。
だが、2戦目として予定された翌年5月大会は練習中のケガで欠場。7月大会は試合前夜に新型コロナの陽性判定が出たため、2大会連続のキャンセルとなった。
それでも8月にはタイに渡り、元K―1・MAX世界王者ブアカーオ・バンチャメークとのキックボクシング形式のエキシビションマッチに出場すると、仕切り直しの2戦目となった9月大会でブンチュアイ・ポーンスーンヌーン(タイ)にアームバーで一本勝ち。デビュー2連勝を飾った。













