AKB48の岡田奈々(25)が2日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を開催。約10年のアイドル人生を終えた。

 公演は自身のセンター曲で、グループ史上最難度のダンスで話題を集めた「根も葉もRumor」で幕開け。同曲のフロントメンバーを務めた卒業生の横山結衣(22)がパフォーマンスに加わり、岡田は「48グループで一番ダンスの表現力があると思っている横山結衣ちゃんに来てもらえてうれしいです!」と喜んだ。

 後輩たちからは、岡田への愛を感じるエピソードも明かされ、倉野尾成美(22)は「こんなに偉大な先輩の下でやれてたんだなと、すごく幸せを感じました。奈々さんの最後のアイドル姿を目に焼き付けて、私たちもこの公演を楽しんでいきたい」と気合を入れた。

卒業公演で熱唱する岡田(C)AKB48
卒業公演で熱唱する岡田(C)AKB48

 ユニットコーナーでは、「ゆうなぁ」コンビの愛称で親しまれている〝盟友〟村山彩希(25)と、山本彩の楽曲「レインボーローズ」などをデュエット。イントロが流れると、岡田が「ゆうちゃん! この曲、一緒に歌いたかったの!」と歓喜。村山も「あなたは私の中で一番最高の相方です!」と笑顔で応え、歌唱後は2人で抱き合った。

 アンコールでは、黒と赤チェックの卒業ドレスに身を包んで、ソロで「大人への道」を歌唱。その後、卒業生の内山奈月(27)、小嶋真子(25)、西野未姫(23)、橋本耀(25)、前田美月(24)が駆けつけ、岡田と同期の14期生が全員集合。現役メンバーとともに「10年桜」などを歌唱した。

 卒業スピーチで、岡田は「10年経ってようやく人前に立ってちゃんとしゃべれるようになったのは、劇場公演のおかげ。劇場公演はガチでやらないと本気がバレる場所。歌の上手さとかダンスの上手さじゃなくて、どれだけ本気でやっているかが人の心を打つんだなと、この劇場を通して勉強させてもらいました」と振り返った。

AKB劇場の壁掛け写真を外す岡田(C)AKB48
AKB劇場の壁掛け写真を外す岡田(C)AKB48

 今後はソロアーティストを軸に、女優など幅広く活動していく。

 岡田は「ここで学んだ〝プレッシャーを大切にすること〟〝ステージに立つ怖さを必ず忘れないこと〟〝お客さんが見に来てくれることは当たり前じゃないこと〟を胸に持ちながら、これから1人で頑張っていきたい!」と宣言。さらに「元AKB48という看板を背負って素晴らしい人間になれたら。卒業生の鏡じゃないけど、カッコいいなと思ってもらえる存在になれるように頑張るので、これからもAKB48と岡田奈々の応援をよろしくお願いします!」と訴えた。

 岡田は2012年に14歳で14期生として加入。14年に36thシングル「ラブラドール・レトリバー」でシングル表題曲選抜メンバーに初選出されると、44thシングル「翼はいらない」から60thシングル「久しぶりのリップグロス」まで17作連続で選抜入り。51stシングル「ジャーバージャ」、58thシングル「根も葉もRumor」ではセンターを務めた。17年から21年まではSTU48を兼任。昨年の「第4回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」では悲願の初優勝を飾り、名実ともにAKB48グループの中心メンバーとして活躍してきた。