選抜高校野球中継のため、29日の放送がなかったNHK「あさイチ」に代わって同日、選抜中継で連続テレビ小説「舞いあがれ!」の「受け」が行われる〝珍事〟があった。
31日の物語終了(4月1日は1週間のダイジェスト)が迫る「舞いあがれ!」。時代は2020年4月に進み、東大阪にいるヒロインの舞(福原遥)と、渡航先のパリで新型コロナウイルス感染拡大の影響によるロックダウンに直面した夫・貴司(赤楚衛二)の〝会いたくても会えない〟状況が描かれた。
ドラマが終わると、画面は飛行機雲が伸びる真っ青な空に。今年の選抜の行進曲で、「舞いあがれ!」主題歌の「アイラブユー」(back number)が流れた。飛行機はドラマの主要テーマ。「『舞いあがれ!』と同じように残り3日、クライマックスを迎える第95回選抜高校野球」と始まった酒井博司アナウンサーのオープニングトークは、こう続けられた。
「物語はパリのロックダウンが描かれていましたが、2023年春、さまざまな制限を乗り越えて青空の下、声出し応援という高校野球の熱気が戻ってきています」
選抜の中継に伴い、午前8時15分開始の「あさイチ」は20日から生放送がなくなり、鈴木奈穂子アナ、博多華丸・大吉の3人による朝ドラ受けトークも消えた。ドラマ終盤とあって、SNSでは「こんな時こそ朝ドラ受けを見たい」と視聴者がさびしさを告白する投稿も見られた。
当初は28日に「あさイチ」の生放送を再開する予定だったが、天候不良による選抜の中止もあり、28、29日は放送すらなくなり、ドラマから高校野球に直行。「甲子園中継で朝ドラ受けしてくれれば」との趣旨のSNS投稿もあり、この日の中継冒頭でそれが現実になった。
「あさイチ」は30日に放送を再開する予定。「舞いあがれ!受け」はあと2回ということになる。












