〝大谷フィーバー〟は野球中継だけでなく情報番組の視聴率にも大きな影響を与えていた。

 メ~テレ(名古屋テレビ)で3日に放送された「侍ジャパンシリーズ・日本―中日」の平均世帯視聴率(20時20分~21時54分)が23・2%(名古屋地区)の高視聴率を記録したが、この試合の直前に放送された情報ニュース番組「アップ!」(18時15分~18時54分)も11・3%と通常よりも高い数字を記録。占拠率24・6%は番組史上最高となった。

「アップ!」は3日の放送で野球評論家の今中慎二氏をスタジオゲストに招き、WBCを徹底解説。試合直前のバンテリンドームの様子も生中継していた。 

「大谷選手や侍ジャパンが注目されていることが数字にも出ているので、朝の情報番組『ドデスカ!』でも大阪の盛り上がりや大谷選手の活躍を取り上げていきたい」(メ~テレ関係者)と、同局では今後もWBC関連の内容を分厚くフォローしていく予定だという。

 3日の試合は名古屋以外の地域でも高視聴率を記録。関東地区での平均世帯視聴率は18時54分~19時8分が12・0%、19時8分~20時20分が14・5%、20時20分~21時54分が14・8%で、関西地区(19時4分~21時54分)では16・0%だった。

(数字はビデオリサーチ調べ)