作家でタレントの乙武洋匡氏(46)が26日、東京・飯田橋駅前で街頭演説を行った。乙武氏が主宰する「未来をつくる政治塾」の塾生で、4月に行われる統一地方選の千代田区議選に出馬表明した富山葵弓(あゆみ)氏(28)の応援に駆け付けた。

 富山氏は2016年、東京歯科大学4年時に交通事故に遭い生死をさまよった。意識不明の状態から約4か月後に会話ができるようになったが、右手が動かず左足にも障害が残り、歩行が困難になるなど中途障害者となった。

 昨年12月まで厚生労働省大臣官房に勤務していたが、乙武氏の「選択肢のある多様な社会を目指す」という考えに共鳴し、出馬を決意。この日、街頭演説デビューした。

 教え子の街頭演説を見守った乙武氏は「すごく緊張する部分はあったかと思う。自分の思いを伝えていこうという思いがみなさんにも、私にも伝わった。なので合格点じゃないかなと思います」と目を細める。

 自身の政界再挑戦については「たぎるものは出てくるんですけど、お金が出てこないんですよね。選挙って本当にお金がかかるんで(笑い)。『ここにチャレンジします』と言えないのが現状なんですが、たぎる思いはあります」と前向きに話した。