全国展開するバー「SHOTBAR MAO」を運営する株式会社MJSの関連会社「MAO.Y entertainment」が、バーテンダーとして働きながら、バンド活動を行うヴィジュアル系バンドを募集することが18日、分かった。同日からMJS社の公式ホームページで募集を開始する。

 募集のきっかけは、コロナ禍で音楽を取り巻く現状だ。全国のライブハウスが激減。バンドマンの減少にも拍車がかかっている。「MAO.Y entertainment」社長の六川正男氏(36)は、バンドマンの生活を支援したいという熱い思いから決断した。

 六川氏自身も無類のバンド好きで、学生時代には軽音部部長を務め、バンドを結成。ギタリストとして、「X JAPAN」や「LUNA SEA」らヴィジュアル系ロックバンドをカバーしていたという。

 募集後、面接などで将来性を含めて選考を通過した者は、「SHOTBAR MAO」で働きながらバンド活動をスタート。ライブ活動などでかかる経費なども一部支援、社宅完備、レコーディング費用も負担するなど、バンドマンにとっては、働きながら夢をかなえる環境が整う。また、ファンにとってはバーに行けばメンバーに会えるとあって“会いに行けるロックバンド”としても話題を呼びそうだ。

 自らもヴィジュアル系メークを施した六川氏は「バンドでの応募、個人での応募でも構いません。バーテンとして働きながらバンドメンバーを探して、バンドを結成してもいい。メン募(メンバー募集)の新しい形として、バーを利用していただけたら幸いです。会いに行けるバンドとして活動してもらえたら、うれしいです」。

 音楽関係者によれば、将来性ある動員100人規模の70ほどのヴィジュアル系バンドが、コロナ禍で解散や活動休止に追い込まれたという。コロナ禍のダメージが尾を引くバンド界を救う取り組みに注目だ。