「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2026」が7日、閉幕。最終日のクロージング特別上映作品として、武田梨奈主演映画「ピリオド」が日本初上映され、上映後の舞台あいさつには共演のFANTASTICSの瀬口黎弥、有森也実、宮野ケイジ監督が登壇した。

 本作は、殺し屋(アサシン)の宿命を背負って生きる女性・レイ(武田)の姿を描いたハードボイルド・オペラ。武田がCGやワイヤに頼らない本格的なバトル&ガンアクションを熱演。レイを取り巻く運命に翻弄される青年を瀬口が、独自の存在感で物語に深みを与える役どころを萩原聖人と有森がそれぞれ演じている。

 同映画祭に初参加となった瀬口は「演技においていろいろと初挑戦をした作品です」とあいさつ。司会者から夕張の印象を問われると、「昨晩ちゃんこ鍋をいただいたのですが、あっさりしているかと思いきやコクがあっておいしかった。さっき会場の出店でも見つけて、また食べてしまいました」と明かし、会場の笑いを誘った。

 また、ロケ地となった東京都・神津島での撮影を振り返り、「初めてプロペラ機に乗り、調布空港から島に向かいました。20人乗りほどだったので、(乗客の)体重バランスを取りながら座席の位置を決めたりと普段にない経験でした。島は魚がおいしく、温かいコミュニティーを肌で感じながら撮影できました」と回顧。「(登場人物の)お芝居や言葉、目の表現、風や海の音、鳥の鳴き声といった細部まで感じ取っていただける作品です。今度はこの夕張でも撮影ができたらうれしいです」と今後の意欲も語った。

 また、1993年以来、実に33年ぶりの同映画祭参加となった有森は「本日は皆さまと一緒にこの作品を見ることができて幸せです」と感無量の面持ち。大自然に囲まれた神津島での撮影について、「小さな島で、海と山しかない自然の中、人間がうごめいている。演じているうちに、人間でありながらどこか島の『動物』になったような感覚になれた」と独特の表現で振り返った。