昨年12月に詐欺容疑で逮捕された女子キックボクサー・ぱんちゃん璃奈(本名・岡本璃奈=28)が17日に会見を行い、3月5日代々木大会のエキシビション戦でリング復帰することを発表した。
ぱんちゃんは昨年12月、那須川天心と武尊の直筆サイン入り限定ポスターを偽造し販売するとうたい、代金をだまし取った疑いで兵庫県警垂水署に逮捕された。この日はキックボクシングイベント「KNOCK OUT」の宮田充プロデューサーとともに会見に臨み、関係各位に謝罪。保持していた女子ミニマム級の王座返上を発表した。
さらに宮田プロデューサーからは3月5日代々木大会でのエキシ戦出場と、5~6月にも本格復帰戦を行う見通してあることが発表された。事件後の初の公の場で謝罪と同時に復帰案を具体的に発表するのは、かなりのレアケースと言える。団体からの謹慎期間などが一切設けられないスピード復帰に、ぱんちゃんは「私を見たくないという声があるのは分かってます。ただ、自分がしてしまったことから逃げるのではなくて、一生反省して、一生…力を貸してくださった方や、優しい言葉をかけてくださった被害者の方に一生感謝して、それでもリングに上がって拳で見せていく選手になりたいと思います」と決意表明した。
今回の事件を受けて一部からは心無い声も浴びせられている。「誹謗中傷や批判を減らそうというのではなく、本当にたくさん叩かれるべきだと思うので」と猛省を見せたぱんちゃんは「復帰が早すぎるという声ももちろん分かっているので、それを真摯に受け止めた上で今回は(エキシビションマッチを)させていただくことになります。今回はファイトマネーをいただく資格がないと思ってますので、全額寄付したいと思います」と明かした。
「早すぎるという声」があることをを自覚しておいて〝強行復帰〟する裏には、早急にファイターとしての名誉を取り戻したいという思いがある。ぱんちゃんは「格闘技に助けてもらった人生なのに、格闘技を利用して悪いことをしてしまいました。ぱんちゃん璃奈というリングネームに助けられて、今まで生きてこられたんですけど…。なので『ぱんちゃん璃奈』を悪いことをした人で終わらせるのではなくて、ファイターのぱんちゃん璃奈で必ずリングを終えたいなと思います。この先、何年できるか分からないので、どれだけ叩かれても今しかできないことなので、覚悟があります」と目に涙を浮かべながら言い切った。
賛否両論は必至だが、決めた以上は前に進むしかない。












