27日放送されたNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」で、かつて男性を熱狂させた女性アイドルグループ「キャンディーズ」の名文句が飛び出し、「若い子、分かれへんやろ」とツッコミが入るシーンがあった。
東大阪の町工場を閉じることになった長井(や乃えいじ)が、ヒロインの舞(福原遥)ら地元の仲間たちを前に「明日から普通の女の子に戻ります」とジョーク。「何を言うてんねん」などと出席者からリアクションの嵐となり、舞も苦笑いしていた。
「普通の女の子」は、キャンディーズが1977年に翌年をもって解散すると発表した際の有名な言葉。ドラマの時代設定は2013年で、約35年が過ぎている。舞は27歳だから、生まれていない時代の話になる。ネットでは「若い子じゃないからわかる」などと視聴者の反応がたちまち広がった。
この手のセリフは26日深夜放送の「しょうもない僕らの恋愛論」(日本テレビ系)でも聞かれた。眞島秀和演じる主人公の中年男・拓郎が、学生時代のバンド仲間で早世した安奈の娘とバッティングセンターへ行く場面。「秋山がバック宙してホームインするのを見て恋に落ちた」と安奈について昔話を始めた拓郎は、「あの頃はみんな夢中だったよな。秋山、清原、デストラーデ」と続けた。
これに安奈の娘は「分かるように話してくれませんか」。プロ野球・西武ライオンズが80年代後半から90年代にかけて築いた黄金時代の主力打者3人の名前。SNSでは「私分かるよ」「懐かしい!」「うちは工藤石毛派」といった〝分かる〟人たちの感想がツイートされた。
一昨年の人気警察ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)では、派出所内の会話で所長(ムロツヨシ)が「室井さん…」と例え話をしても新人の川合(永野芽郁)は何のことだか分からず、「『踊る』の」には「誰が踊るんですか?」と返すコミュニケーション不全の場面が。所長は「とうとう『踊る大捜査線』を通らずに警察官になった猛者がいる」と驚いていた。
川合は「太陽にほえろ!」は知っているが〝あぶ刑事〟は分からないとも。こうした会話は世代間ギャップを描く定番と化しているようだ。前出のキャンディーズでは、伊藤蘭の娘・趣里が今秋の朝ドラ「ブギウギ」のヒロインを演じる。












