フリーアナウンサーで女優の田中みな実(36)が、NHK・BS4Kドラマ「悪女について」(3月3日午後9時~)に主演する。2014年にTBSを退社後、9年目にして初のドラマ主演。目標だったという〝NHK進出〟を実現させた。今後は「私はモノじゃない」発言で芸能界の重鎮をもビビらせた女優魂を胸に、夢の朝ドラ&大河出演に向かってばく進する。

 NHKは17日、田中主演のBS4Kドラマ「悪女について」の制作を発表した。

 同作は、昭和の作家・有吉佐和子さんの同名長編小説を現代に置き換えてドラマ化。男たちを翻弄し、奇想天外な手口で欲しい物を必ず手に入れたスキャンダルまみれの実業家・富小路公子の人生を描いた物語だ。

「悪女」とも言われた公子を演じる田中は「気負いはありましたが、あらゆることに捉われず、計算高くも屈託のない公子を日々楽しく演じています」などとコメント。共演には木竜麻生、吉沢悠、戸田恵子、橋爪功らが顔をそろえる。

 映画では2021年の「ずっと独身でいるつもり?」で初主演、連ドラでは昨年10月期「ボーイフレンド降臨!」(テレビ朝日系)でヒロインを演じるなど、活躍が目覚ましい。14年にTBSを退社後、9年目にして初のドラマ主演をゲットした。

 20年4月期の連ドラ「M 愛すべき人がいて」(テレ朝系)で演じた悪女ぶりが話題になり、「あざとかわいい」(あざとい&かわいい)キャラでも人気を博しただけに、「悪女――」はハマり役となりそうだが、田中にとってNHKドラマへの出演は念願だった。

 6年間所属した芸能事務所「テイクオフ」から20年8月、広末涼子、戸田恵梨香、有村架純ら人気女優が多数所属する「フラーム」に移籍。その際、関係者らにNHKの朝ドラ&大河ドラマへの憧れを口に。同事務所は〝NHKに太いパイプを持つ事務所〟として知られており、朝ドラや大河に出演する戸田、有村らを念頭に「いつか私も!」と目標を掲げた。

「田中さんの初主演ドラマはBS4K放送後、NHK総合でも放送される可能性が高い。これまでのように演技が評判を呼べば、今後の朝ドラや大河の出演につながる。だからこそ田中さんは気合十分で撮影に臨んでいます」(芸能プロ関係者)

 気合が入る理由はそれだけではない。フラーム移籍への仲介役を果たした芸能界の重鎮X氏を〝私はモノじゃない発言〟でタジタジにさせていた過去も関係している。

「X氏ら周囲は当初、田中さんについて、俳優や女優だけでなく、アーティストなど幅広いジャンルのタレントを擁する大手事務所への移籍を模索していた。ただ、それを知らなかった田中さんは猛反発。X氏に女優業への強い思いをぶつけ、自分の知らないところで移籍話が進んでいたことに『私はモノじゃありません!』とピシャリ。X氏ら周囲はあまりの熱意に、女優のマネジメントを得意とするフラームへの移籍に動き、決まった。田中さんはその恩に報いるためにも、朝ドラや大河に出演して存在感を見せたいんですよ」とは同関係者。

「悪女――」は現在撮影中で、スタッフらからは早くも「一番すごい〝悪女〟になるのでは」と期待の声が出ているという。