お笑いコンビ「ロザン」が、25日までにユーチューブチャンネル「ロザンの楽屋」の動画をアップし、お笑いコンビ「TKO」木本武宏の謝罪会見に言及した。

 昨年7月に投資トラブルが発覚した木本は、23日に会見を開いたが、これを見た宇治原史規は「解決方法を間違ってるんじゃないかな、と失礼ながら思ってしまう」と指摘した。

 会見では「木本さんの借金の総額は?」という質問が飛んだが、宇治原は「木本さんは、借金はないんですよ。木本さんも〝代理弁済〟という言葉を使われてたんですけど、それは借金の肩代わりなんですよ」。

 借金だとすると、「木本さんがおカネを集めて投資家に渡してるんで、別の問題が起こってしまう。法律に引っかかってくるんじゃないかと思う」。

 金融商品取引法では、金融商品取引業の登録を受けずにファンドの募集や運用をする行為は禁止されている。

 宇治原は「木本さんは、そういうことはされてないんだと思うんですよ」としたうえで、もしおカネを預けた相手が詐欺行為をしたとすると、「木本さんも被害者やし、周りのみんなも被害者やから、全員で訴えたらいい」と指摘した。

 もしすべてが木本の借金となり、代わりに返済するとなれば、「そもそも投資じゃない。木本さんが投資でおカネを集めてるんであれば、それは法律に引っかかってくると思う」と話した。

 相方の菅広文も「僕も正直、これ、投資トラブルなんか?と。人間関係のトラブルなんじゃないかな、っていうふうに解釈した」と指摘。「投資のおカネと人間関係のおカネって違うやん? 道義的に返すのかってことと、投資のおカネを返すのは、話変わってくるやん? それがゴッチャになってて」

 会見で木本は、集めたおカネを返すと明言したが、「返すと変なことになっちゃう。元金を保証しちゃってるから」。ただ木本にも弁護士が付いているだけに、「だからオレ、投資じゃないと思ってんねん。弁護士付いてて『これ、返してもいいですよ』ってなったら、違反になるから」。投資ではなく「普通のおカネの貸し借りだけの問題なんじゃないの?」と指摘した。