TVサントラ「ニュルンベルクのマイスタージンガー 第1幕への前奏曲~口笛バージョン」
上遠野浩平の人気SF小説を原作とした「ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom」は、2000年に放送されたアニメ。2019年にも再度アニメ化されているが、今回取り上げるのは、最初のアニメ化時に劇中で使用された曲だ。
このアニメ、オープニングはスガシカオ「夕立ち」、エンディングは杏子「未来世紀(秘)クラブ」で、どちらも内容にマッチした好ナンバーだったが、ある意味、その両曲以上に印象に残るのが19世紀ドイツの作曲家、リヒャルト・ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー 第1幕への前奏曲」。主人公・ブギーポップは、この曲のメロディーを口笛で吹きながら登場するという設定。口笛がどこからともなく流れてくると「来た、来た!」と見ているほうもワクワクする演出だった。
もちろん原曲はオーケストラによる演奏だが、“口笛バージョン”もちゃんとCDで発売されている。
クラシック音楽なんて敷居が高いとか、音楽の授業でしかまともに聴いたことがない、という人もいるかもしれない。しかしCMやドラマ、映画などでのクラシック音楽使用度は非常に高く、それとは意識せずにみんな耳にしているのである。アニメも例外ではなく、昨年放送の「スーパーカブ」などは毎回ドビュッシーをはじめとしたピアノ曲が使われていたし、中にはクラシック音楽そのものをテーマにした作品もあるほどだ。
特に若いリスナーは能動的にクラシック音楽を聴くことがあまりないだろうから、アニメがその入り口になるというのは良いことだと思う。












