大みそかの格闘技イベント「RIZIN.40」(さいたまスーパーアリーナ)で行われる米格闘技イベント「ベラトール」との全面対抗戦を、平本蓮(24)が〝ガチ予想〟した。総じて不利がささやかれるRIZIN勢だが、果たして付け入るスキはあるのか。

 まず平本が語ったのは大将戦の「RIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザVSベラトールの前フェザー級王者AJ・マッキー」。下馬評はサトシ不利がささやかれるが、マッキーがフェザー級からライト級に上げて2戦目であることに付け入る隙があるとの指摘もある。ライト級1戦目はスパイク・カーライルに勝利も判定3―0と仕留めきれなかったこともあり、フェザー級時代のような圧倒的フィジカルを発揮できないのでは、という理由だ。

 平本も「ライト級一発目の試合で完勝は完勝でしたけど、想像より苦戦したと思うんです。相手も強かったんですけど」と認める。だが「AJ・マッキーってトップアスリートじゃないですか。ああいうすごい人って、前戦で苦戦すると『次こそは…』ってより厄介な感じで仕上げて来ると思うんですよ」とパワーアップしてくると予測した。

 さらにケージ(金網)ではなくリングで戦う分、ソウザが組みや引き込みで得意の寝技に持ち込みやすくなるとするも「AJ・マッキーは寝技もあるし、そこにビビらずにガンガン振りまわしてくる」と予測する。その上で「サトシはトフィック・ムサエフを決めていますけど、相手は2週間隔離されてからの試合だったので正直本調子ではなかった。ジョニー・ケースとの試合とかも見る限り『ちゃんとした強い外国人が来た時に実際どうなんだろう』というのはありますよね。だから楽しみです」。これをふまえ、平本はマッキーの勝利を予想した。

 続いて副将戦の「クレベル・コイケVSパトリシオ・ピットブル」。こちらは両団体の現役フェザー級王者対決だ。ピットブルはベラトールのパウンド・フォー・パウンドのランキングでも1位に付けており、コイケの圧倒的不利が予想される。だが、平本は「逆にサトシよりクレベルが善戦しそうな気がするんですよね」とした。

 もちろん、柔術黒帯のピットブルがコイケの寝技を恐れず打撃を打ってくるため「振り回してきたらクレベルがもらっちゃう可能性はある」というリスクは認める。一方で「クレベルは今、すごく強くなっていると思うんですよ。勢いっていうのがあるんで。その成長が続いていれば」とここに来て進化を見せているコイケに期待を寄せこう続けた。

「正直、俺と同じ階級だからそうなってほしいっていう願望もあるかもしれないです。ピットブルを倒したクレベルを食うのがおいしいので、勝ってほしいなっていう。そういう希望的観測も含めて、クレベルの勝ちですね」

 続いて対抗戦で唯一の日本人対決となる「扇久保博正VS堀口恭司」の一戦だ。こちらは21年から主戦場を移した堀口がベラトール代表。2人の対決は3度目で、過去2戦は堀口の2勝となっている。平本は「全然、堀口さんじゃないですかね。(扇久保にとっては)相性も悪いと思うんですよ。相性って簡単には変わらないですから。今から打撃で扇久保が堀口さんを負かすかっていったらそれはないし。体も堀口さんの方が多分デカいじゃないですか。年齢のアドバンテージも(堀口に)あるわけだし」と堀口勝利を断言した。

 また「キム・スーチョルVSフアン・アーチュレッタ」は「アーチュレッタがなんだかんだうまさを見せて判定勝ち。打撃を当ててテークダウンして」。そして「武田光司VSガジ・ラバダノフ」は「一番いやな相手が来たと思います。王者じゃなくても絶対強いじゃないですか。だから、気の毒だなあ…って。ヌルマゴ軍団なんて、絶対相手にしたくないじゃないですか。それを受けた武田はかっこいいと思います。だから相手が勝つんじゃないですかね。さすがに。この相手、すごい強いんじゃないかなって思います」とした。

 終始真剣な表情で話した平本は最後に「ベラトールの4勝1敗ですね。あんまり自分の試合以外、予想しづらいんですけど…。〝ガチ格オタ〟として予想したらこんな感じです」。果たして対抗戦の結末はどんな物となるか。