美人すぎる空手家、アクション女優として名を馳せる武田梨奈(31)といえば、近年はドラマ「ワカコ酒」シリーズなどで役幅を広げてきた。23日には吉村界人とのダブル主演・企画した映画「ジャパニーズ スタイル」が公開。改めて作品を生み出す大切さを痛感したほか、世界からハッパをかけられたアクション映画制作への意欲も示した。
――今作では〝やり残したこと〟を抱えた男女が、大みそかの空港から年越し間際でにぎわう横浜までの道中をトゥクトゥク(タイの三輪タクシー)でさすらうロードムービー
武田 初めて企画から携わらせていただいて。監督とは「一緒に映画を撮りましょう」と言っていたけど、お仕事もあってなかなか実現できずにいました。そんなときに吉村さんが「大みそかだったら、みんな仕事入ってないだろ」って。もう逃げられない状態になって、これは撮るしかないと(笑い)。せっかくなら、大みそかにしか撮れない絵である「カウントダウン」が題材になった。年を越す瞬間を気持ちよく過ごせる年と、過ごせない年ってやっぱり人間だからあるじゃないですか。そういった、いろんな悩みを抱えている人たちの話にしようと。
――2019年の大みそかから翌年の1月5日に撮影。するとコロナで公開延期になり、出演者も公開に奔走したとか
武田 映画を企画して撮るまでも大変ではありましたけど、作品が完成した後も劇場を決めたり、こうした取材をしていただいたり。段取りを含めて自分たちがやらなきゃいけない。いろんな部署の方々がいて、公開にたどり着く。改めてその大変さ、素晴らしさを感じて感謝の気持ちが芽生えました。もちろんいただいた役を精いっぱい演じさせていただきましたけど、自分たちができることって、見つけようと思えばいくらでもあるんだなって。そういった意味で、このお仕事していく上で意識は大きく変わりました。
――劇中では、武田さんと吉村さんが一夜を過ごすシーンが印象的だ
武田 キスするかしないかという瞬間があるんですけど、監督がそのシーンをすごくこだわって。攻められて攻め返して…でも、絶対に2人は重ならない。言葉ではなく、体で表現することがすごく難しかったです。撮り終えた後は「あれ、アクションシーンを撮ってたのかな?」と思うくらいでした。
――アクションといえば、武田さんは多数のアクション映画にも出演してきた
武田 海外では空手を題材にした「ベスト・キッド」とか「コブラ会」などヒット作が多い。海外の監督から「なぜ日本が作らないの?」とアドバイスや活を入れてもらうことは多いですね。19年に韓国で、アクション映画際の国際会議に代表で呼んでいただいたときにも空手や侍、忍者などの文化を海外に発信しないのは「もったいない」という声をたくさんいただきました。
――昨年、香港の新聞で女優で唯一「アジア人アクションスター10人」に選出された武田さんへの期待もある
武田 私自身が空手を題材にした「ハイキック・ガール!」で世に出させていただきましたけど、もう13年前。自分の中では、いつか「空手」を題材にした作品を必ず作って世に出したいと思っています。今作のように演じるだけでなく、企画など制作から携われたらいい。
☆たけだ・りな 1991年6月15日生まれ、神奈川県出身。10歳のころに父の影響で空手道場に入門。琉球少林流空手道月心会黒帯。2009年に映画「ハイキック・ガール!」で主演デビュー。出演作に映画「進撃の巨人」「海すずめ」「いざなぎ暮れた。」、ドラマ「ワカコ酒」シリーズ、「ミラー・ツインズ」「小河ドラマ 徳川☆家康」など。













