【令和の最新缶チューハイ事情】缶チューハイを中心に、アルコール業界の様々な動きを徹底解説! インフルエンサーでもあるストロングおじさんが今年最後に取り上げるのは、2022年、最も話題になったと言ってもいいこのお酒です。

 こんばんは。年間1000本の缶チューハイを飲む缶チューハイ研究家・ストロングおじさんです。

「日本の食卓でジンのソーダ割りを飲む」。ひと昔前なら考えられなかった光景ですが、今、この組み合わせが新しい定番になりつつあります。そのきっかけとなったのが、今回特集するサントリーの国産ジン「翠(すい)」です。

「翠」はもともと、20年3月に瓶入りのジンとして発売。BARで飲むお酒というイメージが強い従来のジンとは異なり、「翠」は食事に合わせて飲むことを志向したジンです。

 ジンは一般的に、複数のボタニカル(ハーブ、スパイス等)で香りづけしているお酒のため、独特の香りの強さやクセを感じるという方も多いと思います。一方、「翠」は伝統的なボタニカルに3種の和素材を加えることで、ジンのイメージを覆す清々しく爽やかな香りを表現。これをシンプルにソーダで割ることで、甘くなくスッキリした飲み口の「日常の食事と相性抜群の味わい」を実現しています。

まとめるとこんな感じです
まとめるとこんな感じです

 食事に合わせるジンという斬新な試みは世に受け入れられ、家飲み向け、飲食店向けの双方でヒット。発売翌年の21年には、国産ジンの売り上げが輸入ジンを上回るのですが、「翠」はその国産ジンで約60%ものシェアを占めており(データ=「インテージSCI」)、まさに国産ジンブームをけん引する存在です。

 そして、22年3月には「翠ジンソーダ缶」として待望の缶製品化。缶になり、瓶よりも手が届きやすくなったことで、これまで以上に新規ユーザーを獲得。サントリーによると、今年既に350万ケースを超える売り上げを記録しているとのことですが、これはなんとあの「角ハイボール缶」が初めて通年販売された年(09年)の売り上げを上回るほどの大ヒット。22年、最も話題になったお酒と言っても過言ではないでしょう。

 これまでスッキリしたソーダ割りといえば、ハイボール、レモンサワーが2大定番でしたが、「翠」の登場でジンソーダが第3の定番になりつつあります。瓶で、缶で、居酒屋で。見かけた際はぜひ手に取って、スッキリ爽やかなジンソーダの魅力を感じてみてください!

〈ストロングおじさん〉年間1000本以上の缶チューハイを飲む缶チューハイ研究家。得意のパワポを駆使し、新製品のレビューから企業の製品開発・プロモーション企画の支援まで手がける。公式サイトは「ストロングおじさんのパワポでまとめるRTDの世界」。ツイッターは【@strong_ojisan】。