立川競輪のFⅡ「東京スポーツ杯」は4日、最終日を行う。地元の柿本大貴(27=東京)は準決11Rを1着で突破すると、勝利者インタビューに姿を現し「ブラボー!」とシャウトして、詰めかけたファンを歓喜の渦に叩き込んだ。

「勝利者インタビューはいつ以来かな。みんな喜んでくれてました」

 今回、ホームバンクの立川を走るの2019年12月以来と3年ぶりだったため、喜びもひとしお。「準決は(山本)修平が前で行ってくれたけど、次は自分が前で。初日に前を走ってくれた植原(琢也)さんもですけど、そういう関係をS級でやっていきたいですね」と息を弾ませた。

 東京所属で立川がホームバンクの柿本だが、生まれは青森だ。「転勤族で転々としていて」――。中学、高校と青森にいたころは「(小橋)秀幸さんの家が目の前で、朝練に出る時、同じ時間に出てました。木村(弘)さんも近所です」という。

 青森といえば11月小倉競輪祭でGⅠ初制覇を果たした新山響平が時の人だ。「中学は別だったんですけど、オレが中1の時、響平さんは中3で野球部でエースでした。選抜にも選ばれてましたよ」と昔から知っている存在で、「気が付けば競輪界にいて、あれっ!」と驚いたという。

 中3で野球部のエースは確実にモテていたと推察される。GⅠ優勝も果たした〝人生のエース・新山響平〟の歩みには「そりゃ、ブラボーだな~」と嫉妬の声が上がるほど。先を行く憧れの背中を見つめ、柿本も〝ブラボー街道〟へ突入する。