元SKE48の杉山愛佳さん(20)が新たな道にチャレンジしている。昨年12月でグループを卒業した杉山さんは現在、学校に通いながらダンスインストラクターやコレオグラファー(振付師)として活動。古巣・SKE48のメンバーにもダンス指導を行っている。元アイドルがセカンドキャリアの中で見つけた新たな夢とは――。
杉山さんは中学1年生だった2015年3月にSKE48の7期生オーディションに合格。13歳でアイドルとなった。18年に行われたAKB48グループ選抜総選挙では110位(速報51位)。「小さいころからアイドルになりたかったのでSKEのメンバーになれたのは夢がかなった瞬間でした。アイドル活動はたいへんなこともありますが、ファンの方の『応援しているよ』という言葉で頑張ろうと思える。つらいことがあっても幸せの方が大きかったです。約7年間の活動の中の出来事全てが私にとって宝物ですね」と充実したアイドル活動を送っていた。それでも「違う世界も見てみたい」と20歳の節目を迎えるタイミングで新たな道に進むことを決断。昨年12月にグループを卒業した。
SKE48を運営する株式会社ゼストではメンバーが卒業した後のセカンドキャリア支援に力を入れている。杉山さんも卒業する約1年前から運営と相談を重ねた。自分を生かせる仕事はなんだろう? 話し合いを続ける中で浮かんできたのが小学校の頃から習ってきたダンスだった。そこからゼストが経営する「ゼスト ミュージックスクール」のダンス講師やSKE48のダンスインストラクターの話が浮上し、フリーの立場で受けることになった。
現在、杉山さんは同校でダンスの授業を週4コマ受け持っている。「好きなこと(ダンス)を仕事にできるのは、やりがいがあります。スクールにはダンスがうまくなりたいという子がきていますし、みんなでうまくなりたいとお互いを高め合える相乗効果もあります。私自身もこのお仕事ができて成長できてると感じてます」とSKE時代とは違った形の充実感を得ている。元アイドルである杉山さんには生徒から「今度オーディションを受けるのですけどどうしたらいいですか?」といった質問も寄せられるという。
4月からはSKE48のダンスインストラクターとしての仕事もスタートした。劇場公演のダンス指導だけでなく、9月24、25日に日本ガイシホールで行われたSKEのコンサートでは立ち位置やステージ構成にも関わり、リハーサルでメンバーへの振り入れなども行った。SKE時代の先輩や同期に教えることもあるが「私もメンバーも仕事なのでそこは割り切ってやっていますね。リハーサルが終わった後に仲良くご飯を食べに行くこともあります」とオンとオフは分けてかつての仲間と接しているという。
杉山さんはスクールやSKEのダンスインストラクター以外にもコレオグラファー(振付師)としての活動も始めている。この夏には名古屋のアイドルグループ「なないろ∞ミルキーウェイ」のライブでダンスパートの振り付けを行った。
アイドル時代に「s**t kingz」をはじめ一流の振付師たちの指導を受けた経験を持つ杉山さんだが、自分で振り付けを考えるのは初めて。照明、サウンドとの関係を考えながらステージでどんなパフォーマンスを見せていくか。「いざやってみると、どうしたらミルキーウェイさんがステージで輝くかとかポンポン頭の中に(アイディアが)出てきて楽しかったです。ミルキーウェイさんの本番のステージを見て私が作ったものを他の方が踊っていることがすごくうれしくて…。たいへんだったけど幸せな気持ちになりました」とこれまでにない達成感を味わったという。
学生でもある杉山さんは、学校に通いながらダンスインストラクターやコレオグラファーの仕事を行っている。アイドル時代と同じく学業と仕事の両立はたいへんだが新たな夢もできた。「いつかSKE48の楽曲の振り付けができたらいいですね」。












