実業家のひろゆき氏が25日、ニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA TV)に出演。サッカーW杯カタール大会での日本人サポーターの〝ゴミ拾い〟についてコメントした。

 海外のメディアやSNSなどでは、日本人サポーターの行為が絶賛されている。一方で日本のネット上では「ゴミ拾いで褒められて喜ぶのは恥ずかしい」「清掃業者の仕事を奪っている」などの意見も出て論争になっているという。

 これにひろゆき氏は「ゴミ拾って、他の国からも『礼儀正しくて、モラルがあっていいよね』って言われてるのって、誰にも迷惑かけてない。その褒められてる人を見て、クサす人が出てくるっていうのが日本らしくていいなって思いました」と皮肉った。

〝クサす人〟の精神構造については「『ゴミ拾いぐらいの簡単なことで、こいつら褒められやがって』→『うらやましい』の裏返しになってると思う」と推理。「そうやって言われるのが面倒くさいから、いいことを自分からやらないとか、『これやっていいですか?』って確認してからじゃないとできないになると委縮した社会になる。文句ばかり言う人が出るのもどうかなと思う」と警鐘を鳴らした。

 わざわざ報じるからやっかむ人が出てくるのでは?という意見には「でも、他の国から見ると、金払ってまで外国人が来て、掃除して帰るって結構変わった行為なんです」と指摘し「スタジアムって結構なお金払わないといけないので、どちらかと言うと上流階級の人たちが行く。そういう人達って、メイドがやるとかで掃除もしないじゃないですか。そういうところに来てるにもかかわらず、メイドがやるようなことをやって帰るっていうのが『珍しい』っていう感覚が外国は強いんだと思う」と分析した。

 また、これで日本に期待しすぎて来日しても、街によっては汚いところもあるのでは?という声には「でも、やっぱり汚いのレベルが…。日本が『汚い』と言っているところって僕から見ると、全然きれいなんですよね。歌舞伎町が『ゴミゴミしてる』『ゴミが落ちてる』とか、いやいや全然大丈夫でしょ!っていう。動物死んでねえしとか、そういう感じなんですよ」とフランス在住ならではの意見を語っていた。