参院議員のガーシー(東谷義和氏=51)が17日、参院議員会館で行われた財務省の第2次補正予算案の議員レクにアラブ首相国連邦(UAE)のドバイからオンラインで参加。先日、行われた総務省の議員レクに続き、〝ガーシー節〟を炸裂させた。
 
 今年度の第2次補正予算案が来週から衆院で審議入りするのを前に開かれた財務省による議員への個別レクで、ガーシーはNHK党の浜田聡参院議員、立花孝志党首とともに説明を受けた。

 総務省の議員レクでは難解な専門用語が飛び交ったことに「国民は分からない」と苦言を呈していただけにこの日は財務省側もかみ砕いた言葉で分かりやすく丁寧に説明し、ガーシーも納得の表情だ。
 
 ただ、補正予算総額約29兆円の中、新型コロナウイルス対策関連に約3・5兆円も費やされることにガーシーは「まだコロナにこんなお金をかけるんですか?」と驚いた。先進国の中で、コロナ対策で日本はいまだ巨額を投じており、議論にもなっているが、ガーシーもかねて感染者数がいまだに多い状況に首をかしげていて、不満を口にした形だ。

 財務省側は「政府としては必要と考えている。国会でご議論していただく」と理解を求めた。

 ほかにもガーシーは岸田政権の諸政策に不満があったようで、中でも自動車の走行距離に応じて課税する走行距離税の導入検討に「日本だけで、田舎では不満感が出る」と猛反対。また海外からの訪日外国人客は「東京と京都がダントツで多い」と受け入れ促進の特区導入を提案するなど、政府のお金の使い方の是正で、精力的に発言していた。