北朝鮮は3日朝、東方向に向けて弾道ミサイルを3発発射した。1発は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の可能性がある。11月2日には短距離弾道ミサイルなど23発以上を発射した。

 北朝鮮の国民が飢餓にあえぐ中、2日間で飛ばしたミサイルは約110億円で、北朝鮮が中国から輸入した米の1年分の金額だという。米国議会が出資したラジオ「自由アジア放送(RFA)」が3日、伝えた。

 米国のランド研究所専任研究員のブルース・ベネット氏は「北朝鮮のミサイルは1発200万~300万ドル程度と思われる。合計5000万ドルから7500万ドルと推定できる」と話した。つまり、最高額約110億円となる。これはコロナ禍前に北朝鮮が中国から輸入した米1年分に相当するという。

 複数のメディアで、北朝鮮は今秋、不作で米、トウモロコシやジャガイモなど作物不足にあえいでいると報じられている。WFP国連世界食糧計画は「数年前から国民はキムチと米だけで暮らしており、タンパク質が不足している」と警告している。

 それなのに、金正恩朝鮮労働党委員長は、米韓合同訓練への腹いせなのか、軍事技術向上のためなのか、米国に振り向いてもらいたいのか、それとも北朝鮮国民の忠誠心を高めるためなのか…理由は一つではないだろうが、ミサイルをバンバン発射している。