【東スポ音楽館】昨年デビュー40周年を迎えた演歌歌手・高瀬一郎が26日にリリースしたシングルが、「望郷歌」(作詞・荒木とよひさ/作曲・船村徹)だ。シングルは4年ぶり。今年は巨匠・船村先生の生誕90年にあたり、この作品は未発表曲でもある。

 ――新曲はどんな作品ですか

 高瀬「ふるさとを離れて暮らす人々が共通して心に抱く、若き日への郷愁を歌った曲です。4行詞の中に1番に母、2番に友、3番にふるさとをテーマに書かれた歌詞が心に染みます。船村先生の独特のフレーズが見事な起承転結を作って繊細にして力強い曲です」

 ――船村先生の未発表曲を歌うことになった

 高瀬「デビューの時から大変お世話になり、演歌のプロデュースもされているレコード会社の方が、船村先生との約束で、長い間温めていた曲を高瀬に歌わせたいとチャンスをくださいました」

 ――曲をもらった時の印象は

 高瀬「船村先生、そして荒木先生という巨匠2人の手による作品を歌わせていただけるということでうれしくてたまりませんでしたが、その一方で心して歌に取り組もうと思いました。この曲は、間奏に『ふるさと』のメロディーが入っていて、さらに郷愁を感じながら歌えます。間奏で使われている楽器は何ですか?とよく聞かれますが、本物の草笛で演奏しています」

 ――昨年は40周年を迎えてベストアルバムもリリースした

 高瀬「昭和54年度の『NHKのど自慢』グランドチャンピオンに選んでいただき、その時に初めてNHKホールのステージに立たせていただきました。あのステージにもう一度立ちたいという夢を胸に歌ってまいりました。歌手として、この先どのように生きて行こうかと迷った時期に、大衆演劇の一座に入れていただき、芸人としての原点や自己表現を勉強させていただきました」

 ――現在、静岡・熱海市に住んで、熱海市観光宣伝大使を務めている

 高瀬「熱海は新年を迎えますと、『梅まつり』と『桜まつり』が同時開催されます。その舞台が私の歌い初め。『ビール祭り』は海風の中で最高に盛り上がります。熱海は春夏秋冬、海上花火大会が開催されます。ちなみにオープニング曲は私の『熱海ばやし』です」

 ――ファンの方へメッセージをお願いします

 高瀬「私は故郷・鹿児島を離れて40年過ぎました。苦しい時、悲しい時に背中を押してくれたのは故郷。故郷を心の支えに生きていらっしゃる皆さまにエールを少しでも届けられますように歌ってまいります」