松阪競輪GⅢ「開設72周年記念 蒲生氏郷杯王座競輪」は7日に開幕した。注目選手は期待の新星・岩谷拓磨(25=福岡)だ。

 不動会の弾丸がバンクを沸かす。「先月は今イチ過ぎましたね…」。9月名古屋のGⅡ共同通信社杯は一次予選でつまずき、前回の函館FⅠは準決で敗退した。売りの爆発的なタテ攻撃を見せられていない。

 ただ、本人はそれほど気にしていない。「師匠(吉岡稔真、引退=65期)に見てもらいながら、ハードな練習をしています。競輪祭で活躍できるように、です」。今は地元の大舞台に向けて力を付ける期間と考え、疲れは気にせず追い込んで練習している。

 一次予選5Rは4車のラインができた。「番手の小岩(大介)さんはめちゃくちゃ仕事をしてくれるし、抑えてそのまま駆けますって。実力がある中井(俊亮)さんの後ろ攻めは嫌でしたけどね」。赤板過ぎに中井を交わして先頭に立つと、風を切り続けて2着に粘った。

 今節は「最低限、決勝って思っています。初日に見せるレースができたから、2日目は勝ち上がれるように走ります。師匠にも1年前と違うから逃げるだけじゃダメ。まくりでもいいから勝てって言われています」。二次予選9Rはメリハリを付けた自力勝負で白星を狙う。