防府競輪のS級シリーズは2日、開幕する。初日は予選11Rに登場する輪界のレジェンド・神山雄一郎(54=栃木)が幾度となく覇を競った村上義弘の引退について思いを語った。

 村上の電撃引退から2日、神山は「何とも言えないが『やめたか…』という感じ。さみしさは当然あるけど、村上選手の決断だから。本人にしかわからない部分もあるんでしょうね。それにしてもみんなやめていくね」と、去りゆく魂の走りを惜しんだ。

「山田裕仁、後閑(信一)、吉岡(稔真)、そして村上と、エネルギーを僕に注いでくれるものが、ひとつなくなってしまった」。自身を奮い立たせる存在をまたも失ったことは、「何かがいるから頑張れる」と話す神山には痛手かもしれない。それでも「(1日現在であと5勝に迫った)通算900勝など、ファンや周囲の期待がある。そしてそれに応えたい自分もいる。自分の意思ではやめられない状況ですよね」と微笑みながら前を向いていた。