日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で大相撲九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)の番付編成会議を開き、狼雅(23=二子山)が新十両に昇進することを発表した。
自然と笑顔が広がった。この日、オンラインで会見を行った狼雅は「決まってうれしい」と喜びを口にした。先の秋場所西幕下筆頭で4勝3敗。「場所前にケガもあった」と明かしつつ「いつも応援してくれている人たちに裏切りたくない気持ちが強かった。絶対ここまで来たら決めようと思っていた」と振り返った。
ロシア出身でモンゴル人の父とロシア人の母を持つ。2015年に来日し、鳥取城北高時代に高校横綱のタイトルを獲得。高校卒業後に二子山部屋に入門すると、序ノ口デビューを果たした19年初場所で全勝優勝、翌春場所は序二段で全勝優勝するなど順調に番付を駆け上がった。
ところが、関取が見えてきた幕下では足踏みが続いた。東同8枚目で迎えた20年春場所は2勝5敗、西同2枚目だった昨年初場所は3勝4敗と〝壁〟にぶち当たった。「何度も決めるチャンスがあったんですけど、自分が弱かった」
それでも今回はチャンスを逃すことなく新十両昇進を決めた。師匠の二子山親方(元大関雅山)にとっては18年4月に部屋を創設してから初の関取誕生となり「高校横綱を取ったプレッシャーで彼らしさが出ていなかったし、きつい土俵が続いたけどようやく上がってくれてうれしい」と目を細めた。
九州場所で十両の土俵に立つ狼雅は「まずを勝ち越しを目指して頑張ります」と力を込めた。











