7月に急死した安倍晋三元首相(享年67)の国葬が、いよいよ27日に日本武道館(東京・千代田区)で執り行われる。

 これに伴い、都内では大規模な交通規制を実施。首都高速道路は正午ごろから午後9時ごろまで、都心環状線の大部分と、1~6号線の一部などが通行止めとなる。

 会場の日本武道館周辺は、午前9時から午後7時ごろまで、靖国通りと千鳥ケ淵緑道沿いの車道が規制される。また、近くの代官町通りも午前11時から午後5時ごろまで、歩行者を含めて全面通行止めとなる。国葬後の行事が予定されている迎賓館(港区元赤坂)の周辺の一般道も、午後5時から午後9時ごろまで、規制される。日本武道館周辺では国葬反対デモも計画されており、当日は最高レベルの警戒態勢で臨む。

 そんななか、一部テレビ局では国葬に合わせて〝ある指示〟が飛んだという。制作会社スタッフの話。

「国葬当日の屋外ロケがすべて中止になりました。国葬という国家的な儀式であることと、大規模な交通規制で都心の移動がままならないことが原因と考えられます」

 NHKを筆頭に、地上波テレビは国葬を生中継したり、5時間にわたり特番を組むなど、メディアも追悼ムード一色になる(テレビ東京は除く)。

 前出制作スタッフは「いまはSNS時代。屋外ロケをやっているところを隠し撮りされ、ネット上に出回れば『不謹慎だ』という議論にもなりかねない。テレビ局の『外ロケしないで』という指令はネット社会も意識していると思います」

 何も起きなければいいが…。