国際政治学者の三浦瑠麗氏が20日、自身のツイッターを更新し、エリザベス女王と安倍晋三元首相の国葬比較に言及した。

 エリザベス女王の国葬は19日午前11時(日本時間午後7時)からロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われ、天皇、皇后両陛下 をはじめ、世界各国の王族や首脳ら2000人以上が参列。女王亡きあと、「ロンドン橋計画」と呼ばれる計画に従い粛々と行われた国葬では、国民による2分間の黙とうが捧げられた。

 一方、安倍元首相の国葬は27日に迫っている。いまだ反対意見も多く、英女王の国葬とのコントラストが際立つ。

 これに三浦氏は「今朝の番組はエリザベス2世の国葬。安倍元総理との比較の話を振られる」とした上で「女王が亡くなったときの国葬と、国に功績があった方の国葬では、英国でも国内の受け止めや儀式の厳かさは当然違う。そんなことは当たり前だが、戦後日本は国として人を悼むことを考えてこなかったので参照地点を海外に求めがち」と持論の展開した。

 続くツイートでも「日本に置き直せば御大喪と功績のあった人の国葬は同じにはならないのは当然だ。今後の論点は、天皇陛下が出席なさるような国葬を日本は必要とするのか否か。また政教分離の観点から葬儀の宗教性をどこまで排除すべきなのかということだろう」と指摘。

 国葬自体のスタイルについても「英国は戦勝国だから王室が軍服をきて砲台に棺を載せるなどが可能なのであって、日本が国家というものをどう考えていくかというのはそんなに単純ではないわけですね」と現実的な課題を突きつけた。